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神社のお札は伊勢神宮の大麻が起源

日本人と神社のかかわりは深い、しかし、信仰心が篤いとはかぎらない。

神社やお寺さんの前を通る時に立ち止まり、手を合わせる人はかなり多いですね。

日本人はとかく、宗教心がないとか、宗教に無関心だとかいわれ、ときには無宗教な民族ともいわれるけど、決して無関心ではないし、無宗教でもないとおもいます。

あちこちに、僕らの周りに宗教というより日常の習慣的なことがあり過ぎ、宗教を意識していないのかもしれません。

それが日本的な神々であり、ごく普通に身体に沁みこんでいるんですね。

神社の数と神主の数

日本の神社の本庁の傘下にある神社は、約7万9、000ほどですが、そのすべてに神主がいるわけではない。
神主の数は約2万2,000人と推定されている。

宮司さん

そのうち、宮司だけで神様を守っている「ひとり神主」の神社は約1万1,000社だとされている。

残る1万1,000人の神主と6万8,000社の神社は、数が合いません。残る1万1,000人の神主は伊勢神宮や明治神宮といった大規模な神社に集中し大多数の神社にはひとりの神主もいないのです。

近くの神社を訪ね、社務所や神札所を見渡せば必ず、その神社のお札があり、年末年始には初穂料(はつほりょう)を払ってそれをもらい、家に持ち帰り神棚に祀ったりしている

このお札は、神片や木片に神々の名や神々のしるしが文字で描かれているが、これを正式には「神符・しんぷ」と呼んでいます。

伊勢神宮と恩師の努力

神符の起源はあきらかではないのですが、平安時代の末期から諸国に出回った伊勢神宮の「神宮大麻・じんぐうたいま」が始まりともいわれてます。

伊勢神宮

もともと、伊勢神宮は皇祖先を祀り一般の人々の祈願や参拝を受け付けなかった。これが「私幣禁断」です。

しかし、庶民のお伊勢参りは平安時代からはじまり、江戸時代にはお伊勢詣でがピークを迎えました

この伊勢参りを手配した人は、「御師・おんし」(参詣者を案内し、その祈祷(きとう)や宿泊,守り札の配布の便をはかる中下級神職のこと)たちだった。

恩師たちはお伊勢参りの人びとを集めるために全国を行脚し伊勢講を組織し、その行脚の時の土産(みやげ)が暦であり、神宮のお札「御祓大麻」だった。

この、御祓大麻が現在のそれぞれの神社のお札の原型とされている。

恩師たちは、、この御祓大麻を「御祓・おはらい」とか「お祓いさん」と呼んでいた。

恩師たちは、持ち分の家々をまわって祈祷をしたのち、神宮の大麻を頒布して、お伊勢参りに誘ったのです。

このたいへん地道な努力によって、江戸の中期には神宮の大麻は全国に知られるようになり、総世帯数の90%に大麻が届けられたといわれている。

神宮大麻

明治になると恩師制度は廃止され、代わりに伊勢神宮の社務を司る神宮司庁から、一新された大麻が頒布されるようになった。

伊勢神宮の「御祓大麻」

新しい大麻は「天照皇大神宮」(あまてらすこうたいじんぐう)という神号に皇大神宮の御璽(ぎょじ:天皇の印章)が押されるようになり、名称も御祓大麻から「神宮大麻」にかわったのです。

戦後は神社本庁に委託され、それぞれの神社を通して頒布されている。

あらためて神様からのお札は家にありますか。

参考:神様と神社(井上宏生著)

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