鏡に映る自分は、自己意識とは

2020年9月4日

鏡に映った自分は

毎日の通勤電車のガラス窓に映る自分を見て
「うん 今日はいけてるな」とか「今一だな」とか
よく自分で判断しますよね。

また、街を歩いているときに、自分の姿が鏡や
ショーウィンドウなどに映ると自分の姿を
上から下までとは言わなくてもチェックしますね。

鏡に映った自分

そのチェックする意識を「自己意識」というそうです。

「自己意識」とは

自己意識とは、自分自身に向けられている意識(注意)の事。

普段、何気なく見る鏡や窓ガラスなどに映る自分を見ることは
脳の活動が、他の人を見ている時とは違う脳の領域の活動が
活発になることが観察されている。

日常、あなたはどこに注意(意識)がいってますか
TVを見ているときは、TV画面に注意がいっているし
街中で奇麗な人を見かけると上から下までジローっと
意識が集中しますね。
このように、様々なところへ意識は向けられます。

カメラを向けられたり、ウィンドウに自分の姿が映ったり
電車の中の窓に顔が映っているのを見たときは、

  • 自分は人からどのように見られているのだろう
  • 「今日は、疲れた顔しているな」
  • 「表情はいつも晴れ晴れして見えているかな」
    など意識は自分に向けられるのです。
すれ違い

個人差はあるものの2種類の意識

研究によると、自分に向けられた意識には公的自意識
私的自意識の2種類あり

1.公的自意識
仕草やふるまいなど他社から見える部分に向けられた意識。

2.私的自意識
「自分は今イライラしている」というような、自分の内面や
感情など他者から見えない部分に向けられた意識のことを言う。
自分の考えや好み、欲求、希望なども私的自意識と言える。

(Miller&Cox,1982の研究)より

 

会社内でのミーティングや社会でのコミュニケーションを取ったり
すること。街中での人とすれ違う時、あらゆる人との接触のときには
自己意識を感じる事はないかもしれませんが、必ず公的自意識
私的自意識が働いているのです。

公的自意識が強い人

公的自意識の強い人は、他者からの評価的態度に敏感であり

  • 「他人から拒否されたくない」
  • 嫌われたくない」
  • 「他人から称賛されたい」
  • ほめられたい」
  • コンプレックスを多く感じている」
  • 「自分は孤独である」など

他人から認められたいという承認欲求が強くあらわれる。

 

私的自意識が強い人

私的自意識の強い人は、態度と行動の一貫性が高いこと。

私的自意識が高く、公的自意識が低い人は

  • 我が道を行く」
  • 「自分に厳しい
  • 「ドラマを見ているときなど、自分のことのように考える」
  • 自分の時間を重要視する傾向がある」など

自分の信念や価値観をもち、それに従って生きようと
自分を認知している。

逆に、公的自意識が高く、私的自意識が低い人は

  • 意志が弱い」
  • 流されて生きている」など

状況に応じて、自分をコントロールできるタイプと
自分で認識をしている。

他人の目が自分に向いている公的自意識状態だと、
マイナス思考になりがちで、それが続くとあまり
いい気分でいられなくなるそうです。

私もそうですが、日本人は、周りからどう見られているのか
気になる公的自意識タイプが多いと言われている。

 

公的自意識と私的自意識が、化粧やファッション行動の
研究が進んでいる

メイクアップ

公的自意識が高い女性は公的自意識が低い女性と比べて

  • メイクアップをよくしている
  • メイクアップをすることで、自分の容姿の魅力が上昇すると
    みなしている
  • 化粧して自分の顔の欠点を隠したい
  • 周りの人からきれいだと見られたい

あなたに当てはまる事があれば、何を意識して
考え行動するかを意識するとよいかもしれません。

鏡を見てそこに映った「自分にニッコリ笑う」
不思議にポジティブになってきますよ。

温かいものを持つと温かい気持ちになるのと
同じで、身体の状態が脳に影響を与えます。

目で確認した情報は、脳の後頭葉に伝わり
上を向いた時は、明るい未来を思いやすいうえ
他人との関係を考えやすくなるといいます。

普段、毎日必ず数回、鏡の自分と向き合う時に少し
自意識を意識してみると別の考えが浮かんでくる
かもしれません。
意識してみましょう。

 

参考:文教大学情報学部 社会調査Ⅲ 研究報告PRESIDENT Online、