味覚障害か味の感覚がない

2020年11月9日

味覚障害の感覚

わたしは、味の感覚がない経験があります。
もう10年前の話になります。

世界を混乱に陥れてる新型コロナウィルの
感染ではないのでご安心ください。

中咽頭がん」を患いリンパ腺にも転移をして、
ステージⅣ-Bと診断され、即入院をしました。

検査を重ね、施術は手術で削除してしまうか
放射線と抗がん剤でがんと闘うか、2者択一の
話を先生と2時間近くしました。

先生はどちらも大変ですよと言われ、僕からの
決断を待ってくれました。

結局、削除手術をすると約20時間ほどかけて
まず削除して、それから削除した所へ別の(腿
とかお尻とか)ところから肉をとり埋めるとの
事でした。
また、その手術により声を失います

結論は、放射線と抗がん剤で施術することに
決断しました。

スケジュールは、5クール行います

1クールは、放射線を中心に毎日24時間の
点滴です。もちろん、血液検査(3本~5本)や
触診、各種薬の投与、レントゲンや時々CTなどなど
結構タイトです。

これを、1クールは1週間行います。
そして、体力回復の為、1週間お休みします。

これを5回するわけですが、3クールめの時に
口の中に口内炎が10個以上できて、物が食べ
られなくなりました。

それまで、もちろん病院食ですが、病院食以外でも
何を食べてもかまわないので、ときどき外の中華や
お惣菜を買って来てもらってました。

やっと、口内炎が直り、大好きな中華丼を頼み
口に入れたときです、味がないんです


味覚障害

あれっと思い、熱いからかなと冷まして食べても
味がないんです

不思議ですが何を食べているのかもわからなく
なります。その時の嗅覚は覚えてません。
たぶんなかったと思います。

その時のショックは想定外だったので、すぐ
先生に連絡して、来てもらったのですが、
先生は
「人によって抗がん剤の副作用の出方が違うので
味覚がなくなる人もいればそうでない人もいる」
との事でした。

僕から質問しました
「この味覚障害はなおりますか」

先生の回答
「人によって徐々に治る人がいるし
ずっと治らない人もいる」
でした。

仕方ないですよね、人によるのですから

そして、少し熱いものもメチャクチャ
沁みるようになりました。
おまけに、冷たいものも飲めなくなり
ました。

この時、10Kg以上痩せてしまいました。

この味覚障害の感じは表現できません。
何を食べても、無味乾燥な物を口に入れる
行為だけで、おいしいとかもありません
むなしいだけでした。

とうぜん、食欲もなくなり、病院食も
いつも半分以上残してしまいました。

また、試しにレモンや梅干しを食べましたが
まったく、味はありません


梅干し

味を思い出すこともできなくなり、梅干しを
見ては、唾液が出るかなと思いましたが、出る
ことはありませんでした。

今度は、口の中がすぐに乾くようになり、いつも
水をそばに置いてないとしゃべることもままなら
なくなったのです。

というわけで、味覚障害はなんとも切ない
気持ちになるだけでした。

奇跡的に、がんがなくなりありがたいことに
あれから10年を過ぎました。

退院後、徐々に味は回復しましたが、まだ
歯にまとわりつく、熱さや冷たさには閉口
しています。

口内乾燥もようやく、治って来たようです。

しかし新たに、お蕎麦を食べる時などの
ずるーずるー」と吸い込みながら食べる
ことができません。


蕎麦

いろいろとまだまだ副作用も、障害も
ありますが、生きていることに感謝して
毎日を楽しく過ごしています。

何かご質問や聞きたいことなどありましたら
遠慮なくメールでもコメントでも構いません
ご連絡ください。

なお、5クールめは、免疫力の極端な低下で
中止となりました。

病室の外も外出禁止となりましたが、驚異的に
免疫力を回復しました

ありがとうございます。