群集心理とは、いったい

2020年7月2日

群集心理とは 同調心理?

人は一人では生きてはいかれません。

会社などの組織や団体、グループなどの集団に
属して行動をしていることが多いですね。

「あの人がやっているなら自分もやろうかな」
「あなたもみんなとやらないか」
「みんなやっているから、あなたもやりなよ」
これは、集団での周囲との歩調を合わすことを
求められるケースです。

このことを「同調圧力」といい、社会で生きていくと
必ずと言っていいほどかかわります。

それだけに、この同調圧力に悩まされることも
結構ありますね。

恐ろしいのは、暗黙のうちに違う考えを持っていても
その多数意見に押し流されてしまいます。

フランスの社会心理学者ル・ボンは「群集心理」のなかで

「集団精神の中に入り込めば、人々の知能、
したがって彼らの個性は消え失せる」

一人では絶対にやらないことでも、集団に埋没すると
やってしまう。

群集心理なぜか、集団でいると個人はバカになってしまうものです。

一人の時は、教養人なみに理性が働き快活にしていられるのに
集団に身を置くと理性ではなく野獣的な本能が優位に立って
しまうからだとル・ボンは言ってます。

こんな時、本屋さんに行くと「自分のやりたいことをやれ!」
「男は群れるな」「孤独が一番」などの自己啓発本が山積み
されているのが目立ちますね。

現実問題は、なかなか解決はしてくれません。

 

集団の中の言葉

集団の中では、特に言葉は大事です。
言葉の意味は一定ではないとされています。
現代だからこそ、ある言葉はどういう意味で使われて
いるのかよく考えて見る必要があるのです。

昔から日本の狭い土地で共同生活を送っていた時代、
みなと同調して混乱を起こさず、自分だけの意見に固執
しないで1つの意見に合わせて生きてきたのです。

それが見事に現代までの学校教育にも刷り込みされて
クラス皆と歩調を合わせることが大事と教えられてきました


集団教育

最近では個性を重視するようになってきましたが、簡単には
この問題は解決できないようです。

 

まとめ

みんなが同じ行動をとるという集団心理をまとめてみると

  • 暗示にかかりやすい:正確な判断力が薄れ、心理的な感染が顕著
  • 考えが単純化する:集団に埋没し無意識に思考能力が低下する
  • 無責任になる:モラルが低下し、無責任な衝動的行動をする
    「赤信号みんなで渡れば怖くない」
  • テンションが上がる:感情の動揺が強くなり興奮状態に陥りやすい
    「音楽のライブ」など
  • ルシファー効果:善人が悪人に変貌する可能性をはらんでいる
  • 人が匿名状態にあるときは、自己規制意識が低下し、没個性化が
    生じ、周囲の人の行動に感染しやすくなる
  • 錯覚:人は大勢が集まると強くなったような錯覚に陥る

以上のように集団心理が悪く傾くと善悪の判断ができにくくなり
集団パニックや暴徒化に発展してしまう。

集団心理が良い方向になると、集団の目標や目的に対し協力する
心が生まれる。
早い解決方法で安心感や信頼の気持ち、達成感なども大きい。

同調圧力に悩む方は、一匹狼にはならず
その集団で頻度が高く共有されている言葉の意味を捉えることと
ル・ボンは言ってます。

 

参考:FUTER(北畑淳也著)、BIZPARK日経doors