組紐(くみひも)とは

2020年10月6日

日本伝統の工芸品・組紐

組紐って聞くと、つい子供の頃に姉がよく編んでいた
リリアンを思い出します。

と言っても今の若い人には分らないかもしれませんね
後述しますね。

世界でも日本の「ひも」は、標準より発達した国です。
世界的なスポーツブランドが日本の組紐を靴ひもに採用
したほど、その技術力は高く評価されている。

ひも」そのものの歴史は古く、聖徳太子の時代以前から
発展したと言われています。

組紐の歴史

仏教の伝来とともに、お経の巻物や経典、袈裟や仏具など
飾り紐として使われました。


組紐

その後は、武士の鎧や鎧のおどし糸、刀剣を帯びる
ための(お)、柄(つか)に巻く、武具の一部
として発達し戦(いくさ)時にも耐えられる堅牢
組み方は現在にも受け継がれている。

小袖が流行りだすと帯や腰ひもに、さらに帯締めなどへ
広く普及していきました。

組紐は、伸びるものもあれば、結びやすいもの、自然には
ほどけず自由性が高く、なんと言っても装飾性に富んでいて
各時代を通じて好まれた工芸品です。

紐の種類

紐には大きく分けて3種類あります。

組紐:数十本合わせた糸の束をいくつかの玉に巻き、斜に交差させながら組む
斜に糸が交差するこの紐には伸縮性があります。和装の帯締めの多くはこの組紐が使われております。
伸縮があることにより、強すぎず、弱すぎず、帯締を締められた方の呼吸に柔軟に対応できるのです。
その他、組紐はさげ袋の紐や、お茶道具を包む仕覆と呼ばれる袋物の締め緒など、非常に多くの場面で使われています。


組紐

織紐:縦糸と横糸との直角交差で織られることから、ほとんど伸縮がありません。
この織紐の多くは「真田紐」と呼ばれるもので、主にお茶道具などを入れる木製の箱にかけられます。
箱を持ち運ぶ際に、手をかけ、持ちやすいようにと使われるようになったのが始まりといわれ、その実用面からも、
伸縮の少ない真田紐は適していると言えます。


織紐

撚紐(よりひも):綱引きの縄のように、撚りをかけて作られる
紐の歴史の上でも一番古いものと言われています。
組紐や織紐と同様の観点からいえば、この撚紐も伸縮は少なく実用性の高い紐といえます。
鳥居にかかる締め縄、不動明王が手にもたれている五色の撚りひも、
お相撲さんが腰に締める“まわし”などで、目にされた方も多いのではないでしょうか。


撚紐

出典:店紐組藤伊

 

組台

組紐をくみ上げる組台があります。
角台(かくだい)、丸台(まるだい)、綾竹台(あやたけだい)、
重打台(じゅうちだい)、高台(たかだい)、内記台(ないき)
籠打台(かごうち)の7種類に分類します。

糸と糸が組み合わさり、独特の美しい色使いが、日本人には
よく似合います。

そこには、わびさびの匂いがしてきますね。

 

簡単な組紐をつくるのなら、DIY用として組紐ディスク
販売されているようです。こちらから参照ください。
DIY

リリアン

さて、冒頭に書いたリリアンですが
戦後に女の子の間で、何度も大ブームを起こしました。
木製の小さな筒状の編み機があり、その先端の針に
蜘蛛のように糸をかけて編んでいきます。

今では、編み機もリリアン用の糸も100均で
売っているそうです。

ハンドメイドのストラップやブレスレットを作って
友達や家族で楽しんでください。

詳しくはこちらへ
リリアン

 

参考:店紐組藤伊Wikipedia東京都産業労働局東京都伝統工芸工舎