内集団バイアス(身内びいき)とは

2020年10月15日

内集団バイアスとは身内びいきのこと

人は自分が所属している集団につては、かなり高い
評価をしてしまいますね。

あたりまえと言えばあたり前ですが、これは内集団
バイアスが生じているからです。


グループ

内集団バイアスとは、外集団の者より内集団の者に
対して過剰に評価し好意的な態度をとる一方で、自
分の所属しない外集団に対しては不当な評価をした
差別をしてしまうことを指しています。

昔から人間は集団で生活をしお互いに支えあい、助
けあい、情報を交換し生活をしてきました。

誰も一人では生きてはいけません。みんなで協力し
合うことは、生活をするうえでプラスになることが
とても多いです。

しかし、人間は誰しも人間関係だけでなく、自分が
どの「社会的カテゴリー」の中のどの位置にいるか
という「社会的アイデンティティー」を認識してい
るかなのです。

 

社会的アイデンティティー

簡単に言うと

  • 「自分はC会社の社員です」
  • 「私はD大学に通う学生です」

という認識が「社会的アイデンティティー」です。

 

もっと広く考えれば

  • 「私は関東人です」
  • 「私は日本人です」
  • 「私はアジア人です」

これも「社会的アイデンティティー」です。


社会的アイデンティティー

人間は、自分自身を肯定的に評価することで自尊心
を維持し、高揚しようとする性質を持っています。

この性質こそが「内集団バイアス」を生むわけです

例えば、TVでよく日本の技術を紹介する番組などで
その優れた技術をアピールし「日本はすごい」「
本人はすごい」と思う「内集団バイアス」を形にし
て、同じ日本人である自分の自尊心を高めています

ここで注意しなければならないことは、他国と比較
していることです、他国やそこに住む人たちへの
別する考えが起きてしまうことです。

学生時代の部活やサークル活動においても、「内集
団バイアス」は生じます。

「うちのサークルの部員はみな個性的でセンスいい」

と言っても第三者から見れば、どこから見ても普通
で、特別なところはない、結局自分が所属している
サークルの部員だから過剰評価をしてしまいます。


サッカーファン

野球やサッカーなどのスポーツで熱狂的なファン
がいますね。そのチームのことは何でも知っていて
そのチームに関することは大好きです。

試合があれば、必ず駆けつけて声をからして応援し
試合に勝てば狂喜し、負ければがっくり肩を落とす

熱狂的なファンはチームの個人選手より、チームそ
のものに愛着を持っていることが多い。

そのチームの選手がトレードなどで移籍したとする
その移籍先のチームと対戦の時に、移籍した選手に
対して、ひときわ大きなブーイングを浴びせる

 

イギリスの社会心理学者ヘンリー・ダジフェルは

自分と自分の所属集団を同一化し、誇りや恥ずかしさ
などの感情的意味合いが加わると、集団意識が「社会
的アイデンティティ」と呼ばれるものに高められる

と唱えた。

内集団バイアスは、自分の集団と他集団を比較する
ところから始まるように思います。

まずは個人でも他人との比較、集団でも他集団との
比較はしないで、活動することが良いことです。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ですね。

 

参考:ペンギンの飛び方スッキリニッセイ基礎研究所Cupasu