言葉の影響力の良し悪し

言葉による影響は良くても悪くてもあります

毎日かわす言葉は、言った自分にも言われた
相手にも、また言われた自分にも言った相手
にも何らかの影響があるものです。

特にお医者さんや学校の先生はマイナスのイ
メージを言わないでプラスのイメージの言葉
だけをいいなさいと発言します。

確かに思想の本やセラピー系の本などに、プ
ラスのイメージ言葉を使いなさいと書かれて
いますね。


プラスイメージ

 

言霊

言霊(コトダマ)と言う古くから伝わる言葉
に宿る霊力を信じられている。

声を発して出した言葉が、現実のことに対し
何らかの影響を与えると信じられ、

  • 「よい言葉を発するとよいことが起こる」
  • 「不吉な言葉を発すると凶事が起こる」
    とされた。

そのため昔から祝辞を述べるときには誤読
がないように注意される。

結婚式などの祝辞の時も忌み言葉も言霊の
思想に基づくものです。

植木鉢の花に、毎日、出かけ際に「今日も
元気で行こうね」と声掛けしていくと不思
議ですよね、きれいな花を咲かせます。

植物は声がわかるようです。

逆に毎日毎日「おまえはどうしようもない
なぁ」「おまえにはできないよ」といった
マイナスな言葉を浴びせられたら気がめい
ってしまいますね。

がん患者への言葉

ここ数年、僕からすると医者の暴言ではな
いかと思う悲しい事件が2件ありました。

両者とも「がん」にかかってしまった人です

そのうちの一人は、僕の兄で僕と同じ個所に
がんがわかりました「中咽頭がん」です。

僕の時はリンパ腺に転移していて、それが赤
くはれてステージ4でした。

なんとか生還しました。

兄は、まだステージ1にもならないような、
初期のがんでした。

僕の今までの経験と経緯を細かく話をして
自宅近くの大学病院にお世話になりました

数日がたちCTや病理検査などの結果が出て
診断書を見てびっくりしました。


中咽頭がん

話し合いもありましたが、これからの治療
方法について直接がん細胞を削除する手術
か抗がん剤と放射線でがんを消去する方法
のどちらかを選択しなければなりません。

その時の先生の説明は、がんを削除する手
術でなければ、「死ぬ」と言ったのです。

僕がその場にいて直接聞いたわけではない
ので何ともいえませんが、経験上がんにな
ったというだけで患者は不安の毎日を過ご
しているんです。

その時に、死という言葉を無神経にいって
いいものでしょうか。

兄は他界しました。

余命宣告された僕が生き残り、初期の兄が
先に亡くなるとは、運命のいたずらとしか
考えられませんすでした。

 

もう一人は83歳のご高齢の知り合いで、
下咽頭がん」です。

高齢なので難聴もあり、重要な時は一緒に
僕も病院へ行きました。

日本でも一番のがんの病院です。全国から
患者が来ていて、こんなにがん患者がいる
のかとびっくりしました。

先生との重要なやり取りの中で、がんの削
除手術か放射線かのはなしになり、削除手
術しなければ「3か月で死ぬよ」と言い放
ちました。

僕はつい「そんな言い方ないでしょ」と担
当医に少し声を荒げていってしまった。

すぐさま担当医は「あんた誰なんださっき
からいろいろ質問してるけど」と言われ、
そこは落ち着いて「親戚のものです」叔父
は難聴なので一緒に来ました。

そこは、それで収まりましたが、腹の虫は
怒りっぱなしでした

その知り合いは1年間余り通院しましたが
体力がなくなると同時に他界しました。

医者嫌いは世の中にたくさんいると思いま
すが、その理由のひとつには「悪いことを
ききたくない」という現実から逃避したい
思いがあるからですね。

ブードゥー教

中米の民間宗教のブードゥー教は呪術的な
信仰が強いことで知られています。

ブードゥー死というのがあり、シャーマン
や呪医が呪いをかけると、かけられた人は
身を隠し、食物を拒否して死んでゆく。

このような呪いのようなものが現代社会の
先端医療の現場で行われているというのが
アメリカの予防医学と代替医療の第一人者
アンドルー・ワイル医師です。

  • 「これ以上できることはない」
  • 「悪くなる一方だ」
  • 「覚悟した方がいい」
  • 「余命 半年だ」

治ろうと必死になって治療に専念している
目の前の患者さんに対して、検査結果や
過去のデータ、経験などの予測で悲観的な
言葉を断定的に言うことは、呪術をかける
ことと同じようなものだと言ってます。

ワイル医師は、言葉の力についての学習を
医学校のカリキュラムに入れるべきだと、
提言しています。

町のホームドクターを50年診察されている
お医者さんが診察開始10秒が勝負と言います

患者さんが最初に発する言葉や表情、態度
ら病状に関するインスピレーションを得なけ
ればならない。

また、お医者さんは自分の言葉や態度から、
相手の信頼を得なければならないということ
です。


お医者さん

どうしました、ここまで自分で来られたの
だから、もう大丈夫ですよ」と言葉をかける

そのお医者さんいわく、戦前は教授たちが
ムンテラを使え」と言ったそうです。

ムンテラとはムントテラピーの略で、ムント
はドイツ語で口とか言葉の意味だそうです

テラピーは流行りのアロマテラピーと同じ
セラピー、治癒力とか療法という言葉です。

医者は患者さんの信頼を得なければよい治療
はできない。

なので、それぞれの患者さんに適した言葉で
対応し、その言葉の力を使って治療しなさい
と言われたそうです。

科学的医療を生かすのは人間の命の通った
言葉だということを肝に銘じて、聴診器を
当てているのです。

日常の言葉にも気を付けて、心こもった思
いやりのある言葉を使っていきたいです。

参考:大河の一滴(五木寛之著)、Wikipedia