今年もやったね。イグノーベル賞! 14年連続日本人受賞

14年連続受賞 もう一つのノーベル賞に日本人がすごい

ノーベル賞のもう一つのイグノーベル賞
14年連続で日本人が受賞したと。

イグノーベル賞とはご存知のとおり、
1991年に「人々を笑わせそして考えさせて
くれる業績」に対して贈られるノーベル賞の
パロディ版です。


イグノーベル賞

風変わりな研究面白いが埋もれた研究
並外れたものや想像力を称賛し、科学、機械
テクノロジーへの関心を刺激するためと始めた

イグノーベル賞には本家のノーベル賞と同じ
ジャンルの賞もあれば、生物学賞心理学賞
昆虫学賞などノーベル賞にはない部門もある

 

日本人が14年連続受賞の研究内容は

2007年:化学賞 国立国際医療センター研究員
ウシの排泄物からバニラの香りせいぶん「バニリン」を抽出した研究

2008年:認知科学賞 大学の5名
単細胞生物の真正粘菌に、パズルを解く能力を発見

2009年:生物学賞 大学名誉教授
ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアで、台所の生ゴミは
90%以上削減できることを示した

2010年:交通計画賞 大学のプロジェクトチーム7名
鉄道網など都市のインフラ整備を行う際、真正粘菌を用いて輸送効率に
優れた最適なネットワークを設計する研究

2011年:化学賞 研究員6名
火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のワサビの
濃度発見とこれを利用したワサビ警報装置の開発

2012年:音響賞 研究員7名
自身の話した言葉をほんの少し遅らせて聞かせることで、その人の発話を
妨害する装置「スピーチジャマー」を発明

2013年:化学賞 研究員7名
玉ねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、涙を誘う「催涙物質」が
作られ、目を刺激し涙が自然と出てくるしくみを研究

2013年:医学賞 研究員5名
心臓移植をしたマウスに、オペラの「椿姫」を聴かせたところ、モーツァルト
などの音楽を聴かせたマウスよりも、拒絶反応が抑えられ。生存期間が延びた研究

2014年:物理学賞 研究員4名
床に置かれたバナナの皮を人間が踏んだ時の摩擦の大きさを計測した研究

2015年:医学賞 開業医
キスで、アレルギー患者のアレルギー反応が減弱することを示した研究

2016年:知覚賞 教授2名
前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると実際より小さく見える
股のぞき効果」を実験で示した研究

2017年:生物学賞
雄と雌で生殖器の形状が逆転している昆虫(トリカヘチャタテ)の存在を
明らかにした

2018年:医学教育賞 病院1名
自ら内視鏡を操作し、座って自分の大腸検査した論文「座位で行う大腸内視鏡
検査ー自ら試してわかった教訓」に対して

2019年:化学賞 教授ほか4名
典型的な5歳の子供が1日に分泌する唾液量の測定に対して

出典:イグノーベル賞日本人受賞者の一覧


またのぞき

科学研究以外にもカラオケたまごっち
バウリンガルといった商品の発明に対して
も賞が贈られることがある。

 

連続14年受賞作品

そして2020年音響学賞
ヘリュームを吸ったワニの鳴き声はどう
変わるのか
京都大学霊長類研究所・西村剛准教授が所属
するオ-ストリア・日本・アメリカの合同の
チームです。

受賞の内容は、中国で絶滅が危惧されている
ワニのヨウスコウアリゲータが声を出すメカ
ニズムを調査するため、ヘリウムガスに充満
した水槽に入れメスの鳴き声を録音した。

想像するに、ドナルドダッグのような声を出
したのではないか。

面白い実験だけど、何がすごいのか?
馬鹿馬鹿しいと言ってしまえばそれまでです
よね。

実はこれまでワニがどのようにして声を出し
ているのか、まったくの謎でした。

人間と同じように、声帯に発声器官をもち
声道内の空気を振動・共鳴させて声を出して
いるのか。

それとも体内の器官を叩いて音を出している
のか、その正確なメカニズムが解明されてい
なかった。


ワニ

その謎に迫るべき、西村剛准教授らの研究チ
ームはワニをヘリウムで充満した水槽に入れ
て実験をした。

僕も経験したことがあるが、ヘリウムを吸う
と声が高くなる「ドナルドダックボイス現象
は知っている。

ヘリウムの比重が空気より軽いためにおこる
現象です。

軽い気体の中では共鳴する音の周波数が上が
ため、我々の耳には高く聞こえる。

なので、人間は声道内の空気を振動・共鳴
せて声を出していることになる。

一方の、体内の器官を叩いて出す音の高さは
ヘリウムの中でも「共鳴した音」でないから
音は変わらない

ヘリウムの中で空気を振動させて出した笛の
音は高くなるが太鼓やドラムのように叩いて
出す音は高くはならない。

この原理を元にヘリウムガスが充満した水槽
にワニを入れ、その声の高くなることを確認
した

このことで、ワニは僕らと同じように声帯に
類する発声器官をもち、体の中で共鳴を起こ
して声を出すという、発声メカニズムを有し
ていることがあきらかになった。

これが2020年イグノーベル賞・音響学賞
の内容ですが、研究員たちが大真面目に水槽
の中のワニが発する「ドナルドダッグボイス
を聞いていると想像すると、失礼ですが滑稽
ですね。

 

授賞式のルール

賞が創設されて以来、日本とイギリス
繰り返し受賞していてイグノーベル賞常
連国
となっている。

日本とイギリスに共通した点があるので
しょうか。

創設者のエイブラハムズによると、日本
とイギリスは「多くの国が奇人・変人を
蔑視するなかで、日本とイギリスは誇り
にする風潮がある」と共通点を挙げてい
る。

イグノーベル賞の授賞式にはルール
あります。

ひとつは、開会と同時に観客が舞台上に
立っている人めがけて紙飛行機を一斉に
投げることです。

もうひとつは受賞者がスピーチを60秒
以上続けると8才の女の子がやって来て
もうやめて!私飽きちゃったの」と連
呼されて怒られる。


授賞式

笑える、冗談みたいな研究でも、研究者
達は皆さん大真面目に取組んでいます。

そして名誉な「イグノーベル賞」を受賞
しているのですから、誇り高く素晴しい
ことだと思います。

 

参考:WikipediaARK、 Gigazine