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ピーク・エンドの法則

「ピーク・エンドの法則」とは

ユダヤ系のアメリカ人の心理学者で経
済学者のダニエル・カーネマンが提唱
した法則です。

カーネマンは行動経済学という新分野
の開拓により2002年にノーベル経済学
賞を受賞している。


ピーク・エンドの法則

彼によると「ピーク・エンドの法則」は

物事はそのピーク時と終了時の経験によって決まる

とする。

私たちは自分自身の経験をそのピーク
時に楽しかったのか、どうだったのか
あるいは楽しくなかったのかを考え

そしてそれがどう終わったのかで判断
をする。

ピーク時と終了時以外の経験は、消え
てしまうことではなく、利用されてい
ないだけです。

実際に楽しんだことや楽しくなかった
ことだけでなく、その持続時間までも
含まれている。

 

「ピーク・エンドの法則」の実験

このことは、次の実験で明確になった
まず、2つのグループつくった。

  • 第1グループには:
    大きな耳障りな音だけを聞かせた
  • 第2グループには:
    第1グループと同じ音量の耳障り
    な音を同じ時間聞かせた後に、耳
    障りでない音をしばらく聞かせた

第2グループは、第1グループよりも
多くの音を長く聞き、最も不快な思
いをしてもいいはずなのに、不快だ
ったと答えた人は第1グループより
も少なかった。

このことからカーネマン氏は、人は
すべての経験ではなくピーク時と終
了時の経験だけで判断すると断定し
た。

格言や文学にも

終わりよければすべて良し」とい
う格言があります。

文学でもわたしたちが、記憶を残す
ときには、一番盛り上がった個所と
終わりの箇所を要約する傾向がある
ことを表現されています。

日本には「起承転結・きしょうてん
けつ」という言葉があり、物事の展
開や物語の組み立て方、始めと終わ
りの重要性を古くから教えています

 


起承転結

特に文章の書き出しは、読者の関心
を最初にひきつける大事な「ピーク
」であります。

また、最後の締めくくりは、結論を
まとめ、強い印象を残す「エンド・
終了時」となります。

これは、たとえば人と接触する場合
相手に好印象を与えようとすれば、
第一印象に力点を置いたり、話題に
強い印象を与えることが大事です。

それにによって「ピーク」を作るだ
けでなく、別れの際の印象もことさ
ら重要であることを教えてくれます

 

日常のピーク・エンドの法則

テーパパークなどのアトラクション
で、長時間並んで待たされることが
よくありますね。


長時間長い列

1時間も並んでアトラクションの時間
は、数分であっという間に終わってし
まいます。

にもかかわらず、私たちは長時間並ん
だことは忘れアトラクションそのもの
を記憶します。

これも「ピーク・エンドの法則」の例
になります。

また、ブランド品を扱っているショッ
プや高級レストランに行き、帰る時に
スタッフや店主たちが、店の外まで出
てきて見えなくなるまで見送っている
光景を目にします。

これも、接客を尽くした記憶を形成す
ピーク・エンド法則の活用例です。

 

「バラ色の回顧」

昔はよかったなぁ」と思う気持ちの
ことを「バラ色の回顧」といいます。

人は、実際にはそうでなかったとして
も、過去を現在よりも良いものとして
思い出しがちです。

まるでバラ色の眼鏡をかけて過去をの
ぞき見ているようであることから、
ラ色の回顧と呼ばれています。

記憶の単純化や誇張は、記憶のための
コストを減らし、記憶を定着させやす
くするといわれています。

これは、ピーク・エンドの法則に関連
した認知バイアスです。

 

参考:錯視NOTE

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