しっかり目を開けて夢を見よう

大和言葉は先祖の感性の投影

うさぎ追いし彼の山 こぶな釣りし彼の川
夢はいまもめぐりて 忘れがたきふるさと

唱歌の「ふるさと」です。


(髙野辰之作詞、岡野貞一作曲)
日本人なら誰でも知っているし、歌えますね。


ふるさと

日本人の心に染みこんでいます。

どうしてだろう、何がいいのだろうそのわけの一つには、歌詞のすべてが大和言葉であるからです。

大和言葉とは、古くは和歌や雅語のことを意味したが、現在ではもっぱら日本語の語種の一つであり漢語や外来語に対する日本の固有語を指す。

飛鳥時代頃まで大和国や大和飛鳥を中心に話されていたと思われる

出典:Wikipediaより

わかりやすく言うと、
大昔にわれわれの祖先が創り出した日本固有の言葉
  また、その伝統の上に生まれた言葉です」

」「」「」「ふるさと」「面影」オモカゲ「」カスミ「陽炎」カゲロウ「時雨」シグレ、など
みんな大和言葉です。

日本語単語3種類

日本語には3種類の単語があります。

    1. 大和言葉
    2. 漢語
    3. 外来語
      になります。

漢語は中国語か入ってきた言葉を指し中国から入った言葉は「音読み」されるので音読みの熟語は漢語、訓読みは和語のようです。
「山地」サンチ「河川」カセン「故郷」コキョウ などです。

しかし
現在は、音読み熟語の中にも日本製も多くあります。
火事」カジ、「新聞」シンブンなどですが、一般的には、音読みは漢語とされています。

外来語は中国以外の国から来た言葉で多くはカタカナで表します。

例えば
「はじめに」は、「はじまる」が大和言葉で同じ意味の漢語は「開始」です。
外来語は「スタート」になります。

大和言葉は何故日本人の心に染みるのかは日本の風土の中で生まれた言葉だからと言われてます。

たとえば、「地面が盛り上がったところ」は先祖の人たちは、「や」「ま」という二つの音で表すのが一番しっくりする、だから「やま」になった。

十一世紀初めに書かれた膨大な小説「源氏物語」はその小説の中に漢語はほとんどない。

源氏物語

源氏物語」だけでなく「万葉集」の歌にもほとんど漢語は入っていない。

「和歌」も、明治時代まで原則として漢語は入らない。
「百人一首」は天智天皇(626年~672年)ら約五百年間の歌を、後に藤原定家(1162~1241)が選んだものです。

「百人一首」には、花の名前がたくさん出てきますが

「桜」は「オウ」、「桃」は「トウ」、「梨」は「リ」
と読むが、「菊」はキクで漢語です。


百人一首

ここから、大和言葉を使おうと思います。

あなたが、季節について心は次の季節に向いているなら
此処彼処(ココカシコ)に春の兆しが覗くこの頃

高く評価する「チョー」は
このうえなく」もしくは「いたく」です。
家族をこよなくあいしてます」はチョーより
間違いなく奥行がありますね。

ほめられて感謝する言葉は「ありがとうございます」以外に「恐れ入ります」は和やかに心に染みます。

手紙の結びの言葉として「ご自愛ください」が一般的ですが、「お厭いください」と言う表現

「もしかして」「ひょっとすると」の代わりに「たまさかに」です。

メールなどで「意外と」「案外」を多用してませんかときには「思いのほか」はいかがでしょう。

「お時間がありましたら」や「手があきましたら」を「お手すきのときに」を用いる。

ここで問題です
「恋衣」コイゴロモ とは何でしょう。

    1. 恋する相手が着ている衣装
    2. 恋人に会う時に身に着ける着物
    3. 恋心

      わかりましたか
      恋衣とは、心から決して離れない
      恋の感情を身にまとう衣装に喩えた
      言い方。答えは3.です。

恋心

大和言葉の響き

大和言葉の音の特徴は、すべての母音が、「平等に響く」ことにあるようです。

外人に話を聞くと「トヨタ」「はやぶさ」「かわいい」といった言葉をきいたり発音したりするのはとても楽しい。と言います。

それは、一音ごとに「A]「I」「U]「E」「O」という母音がとてもよく響いているからです。

次の言葉を声を出して読んでみてください

  • 卯の花腐し」ウノハナクダシ 6月ごろの長雨のこと。
  • 雪明り」ユキアカリ 積もった雪の反射で仄かにものが見える時
  • 澪標」ミオツクシ 船の安全航行の為に水深や水脈など示す杭
  • 」ニワタズミ 水たまり
  • 祝女」ハフリメ 巫女
  • ゆくりなく」思いがけず
  • 何くれとなく」あれこれすべての面で

以上 ときには。その「歌うような響き」を
意識して、会話の楽しさを味わってみましょう。

綺麗な言葉使いは、清らかな心をはぐくむといいます。
より充実した人生にしましょう。

参考:Wikipedia、日本の大和言葉を美しく話す(高橋こうじ著)

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