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日本民族は「こころ」の民、大事にしてきたのは心

明治時代後半までは、日本語の中でもとっも多く用いられた言葉が「こころ」でした。

心に染みる」「心の中」「心尽くし」「心立て(だて)」「心配り」「心地よい」「心入る(いる)」「心有り」「心砕き(くだき)」「心意気」「心利き(きき)」「心がけ」「心当たり」「心馳せ」「心残り」「心根」「気は心」「乙女心」「心様」などなど、なんと400以上の言葉があるそうです。

世界中でも日本語ほど心と組み合わされた語彙が多い言葉はないと言われ、日本語の特徴でもあります。

心の言葉を読んでいるだけでも、日本の民族は「こころ」の民であって、人々は心を分かち合って生きてきたことがわかります。

縄文時代の日本人

近年の事件はあまりにも「心ない」出来事が多すぎますね、白昼、人通りの激しい場所で刃物を振りまわして人をあやめ、「殺すのは誰でもよかった」とうそぶいく若者がいた。

また、弱いものいじめの子供たちを誘拐したり、親を平気で強打して殺害し「死刑になりたかった」となんとも口にできない事件が後を絶ちません。

公園の花を引き抜いたり、切ったりして被害をだしている。綺麗に咲いている花を見て、普通の人は心を慰められるだろうに、なんとしたことか心を痛みます。

どのような心の状態が、そのような卑劣な、心ない行動を起こすのだろうか、理解しがたい。

世界の主要なホテルの部屋には、クリスチャンのために「聖書」が置かれています。

それと同じように「仏教聖典」というオレンジ色の表紙の本も置いてあるのをご存知ですか。

仏教聖典とは

仏教の開祖、ブッダ(仏陀=目覚めた人の意)が説いた真実の教えを集めた「お経」の中から、教えの大切な要素とたとえ話を選び、それらを日常のやさしいことばにかえて表現したものです。

引用:仏教伝道協会

配布しているのは「仏教伝道協会」で、すでに、46ヶ国語に翻訳されて、世界63ヶ国に寄贈しているとの事です。

この、「仏教聖典」の最初のページは「ダンマパダ」の第5番から始まっています。

ダンマパダとは

法句経(ほっくぎょう)、またはダンマパダ(巴: Dhammapada)は、仏典の一つで、仏教の教えを短い詩節の形(アフォリズム)で伝えた、韻文のみからなる経典である。「ダンマパダ」とは、パーリ語で「真理・法(巴: dhamma)の言葉(巴: pada)」という意味であり、伝統的漢訳である「法句」とも意味的に符合する。

引用:Wikipedia

その、経典の「ダンマパダ」の冒頭から心についての言葉が並んでいます。

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。
もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人に付き従う。
―車をひく牛の足跡に車輪がついて行くように。

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。
もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人に付き従う
ー影がそのからだから離れないように。

引用:ブッダの人と思想(中村元、田辺祥二著)

いかに、ブッダをはじめ仏弟子たちが心を重視していたことが分かりますね。

ブッダと弟子たち


江戸時代には「義理」とか「仁義」といった言葉が武家に儒教から伝わり、やがて一般庶民にも生活体験を通じて生活を律する道理とした。

心という漢字は心臓をかたどった象形文字です。
古代では心臓を身体の中心にある臓器として、人間の思考作用はこの中心でなされると信じ考えられていた。
なので、思考や感情にかかわる文字には、すべて、りっしんべんがついている。

すべては心の持ち方で、心の姿勢に深くかかわっています

参考:ブッダの人と思想(中村元、田辺祥二著)、ダンマパダ(釈徹宗著)、徳の国富論(加瀬英明著)

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