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刷り込みは見事な日本社会を形成してます

刷り込みは人間社会にもある

刷り込み」という言葉はオーストリアの動物学者コンラート・ローレンツが研究を続け著作で発表し社会に深く浸透した。

ローレンツは、雁のヒナが卵からかえって最初に見たものを自分の保護者とし考えてしまい、後をついて歩くことを実証した。


カルガモの親子

この親と信じてしまう現象を1937年に「刷り込み」と呼んだのです。

日本でも鴨の親子一列で道路を渡る映像をTVで何度も見ましたね。

これと似たようなことが人間社会にもある

それぞれの文化圏独特の「根本的な感じ方」があるのは、大昔に「刷り込み」がなされたからに違いないと学者はいう。

例えば
各国の言語には理屈では説明できないさまざまな要素があるにもかかわらず、その構造を頑固に保ち続けている

その言語は特定の地域に発生したときにその地域の人びとのあいだで「刷り込み」があったからだとアメリカの言語学者エドワード・サピアが考えている。

 

日本人のワビサビと神話

日本においては、しみじみと秋の深まりを感ながら、虫の音を聞き、京都の竜安寺の石だけの庭の風情を感じる

欧米人には虫の音は騒音に聞こえ、石の庭園も理解はできないだろう。

それは「刷り込み」のされ方が違ったからといわれている。

日本人が「刷り込み」がされた最たるものは神話と古代伝承だと言われている。


神話

日本では天皇の祖先は、神武天皇、ひいては天照大神(あまてらすおおみかみ) そして、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと)に、さらにその七代前までさかのぼることができるのです。

古事記」では、葦が芽吹くように神々が生まれたと始まっている

神代七代最後に、伊邪那岐命はが生まれ伊邪那美命とともに日本という国を生み、そして海や山の神を生み、天照大神などを生んだと記述されている。

古代ギリシャにもローマにも神話はあった。

古代ギリシャのアガメムノン王の祖先はゼウです。

しかし、ギリシャの神々に連なる王たちは、キリスト教やユダヤ教、イスラム教の到来とともに滅亡してしまったのです。

ここが、日本とギリシャの大きく違う点です

天照大神は今でも伊勢神宮に祀られています神話時代が現代まで続いているところに日本文明の最大の特色があると言われている。

神話と古代伝承の世界が今でも太古の時代と同じように生きているのです。

これこそが、民族的な「刷り込み」ということになるのです。

 

「両部神道」の日本

仏教伝来の折に、神道と仏教を見事に融合させてしまったことも、日本人に刷り込まれた独特の宗教観です。

それは「両部神道」などといわれ、日本民族は現代の日本人の意識まで及んでいるのです


両部鳥居

大部分の日本人は神様、仏様を信じていてどちらも心のふるさとにしているのです。

大晦日にお寺さんに参拝して除夜の鐘をつきその足で、氏神様で初もうでをし、お神酒をいただいてくるのも「刷り込み」された日本人らしい行動ですね。

僕もそうしてます。
あなたはいかがですか。

参考:日本人論(渡部曻一著)

 

 

 

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