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国際宇宙ステーション「きぼう」と天体ショー

日本上空を「きぼう」が通過

国際宇宙ステーション「きぼう」が、2020年5月17日19時53分頃にに日本上空を通過したと、JAXA(宇宙航空開発事業団)の発表にしました。


国際宇宙ステーション 
きぼう

国際宇宙ステーション「きぼう」とは

国際宇宙ステーション「きぼう」は、地上400km上空に建設された人類史上最大の有人施設、国際宇宙ステーション(ISS)です。

米国、欧州、ロシア、カナダなど世界15ヵ国が参加している国際協力プロジェクトです。

日本としては、その一部となる「きぼう」日本実験棟を開発して参加している。

「きぼう」のつくりは

日本が開発を担当している「きぼう」は、宇宙飛行士が長期間滞在でき活動できる、日本では初めての有人施設で、最大4名まで搭乗できます。


国際宇宙ステーション「きぼう」の船内

「きぼう」は6っつの要素からできています

  • 船内実験室:「きぼう」の中心となる実験室。
    地上と同じ気圧で宇宙飛行士が普段着で実験ができる。
  • 船外実験プラットフォーム:ロボットアームを操作して常に宇宙空間での実験。
  • 船内保管室:各、実験装置や消耗品を保管する倉庫。
  • 船外パレット:書く、システム機器やISSに輸送するための装置。
  • ロボットアーム:船外実験プラットフォームで人間の「腕」として作業を行う部分
  • 衛星間通信システム:日本独自の地上との双方向通信を行う。

出典:JAXSA
詳細はこちらからどうぞ

2022年10月7日に宇宙飛行士の若田光一氏が5回目の宇宙飛行をし、有人宇宙船クルードラゴン「エンデュランス」が国際宇宙ステーション(ISS)に無事到着した

JAXAによると、若田飛行士は約半年の滞在中に静電浮遊炉(ELF)を利用した高融点材料の熱物性測定や、将来の月・火星探査に向けた基礎データ取得(ローバー用潤滑剤など液体挙動の観測)、超小型衛星の放出などがISSの日本実験棟「きぼう」で実施する予定と発表している。

これからの天体イベント

2022年11月8日(火曜日)に皆既月食を全国で部分食のはじめから観測が出来そうです(お天気にもよりますが)

皆既月食は、月が地球の影の中に完全に入り込み隠されます。 しかし、真っ暗になって見えなくなるわけではなく、「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色に見える天体ショーです

11月8日(火) 月食スケジュール

  • 半影食のはじめ 17時00分頃
  • 部分食のはじめ 18時09分頃
  • 皆既食のはじめ 19時16分頃
  • 皆既食の最大  19時59分頃
  • 皆既食の終わり 20時42分頃
  • 部分食の終わり 21時49分頃
  • 半影食の終わり 22時58分頃

皆既月食

火星が地球に最接近

2022年12月1日(木)、火星が地球に最接近します。
火星と地球の最接近は、2020年10月以来、2年2カ月ぶりのことです。

地球と火星は、約780日(約2年2カ月)ごとに接近していますが、接近する位置や距離は毎回異なります。今回は8145万キロメートルとあまり大きくは近づきませんが、マイナス2等まで明るくなる火星を楽しめるため注目です。

  • 2022年10月15日(土)13時59分頃には、月が火星に最接近します。
  • 2022年10月14日(金)夜~15日(土)明け方と、15日(土)夜~16日(日)明け方は、月と火星が隣り合う姿を楽しめるため注目です。

引用:ウエザーニュース

火星

南の空の2つの惑星に注目

とっぷり日が暮れた頃、南の空には土星が、南東の空には木星が見えています。

土星は穏やかな輝きで、木星は強く輝きます。

10月5日から9日にかけて、この2つの惑星に月が近づきます
5日には、2日前に上弦を迎えた月が土星の下に見えます
翌6日の夜には、月は土星の左まで移動します
それから2日間経ち8日になると、月は今度は木星に近づきます
さらに翌9日になると、木星の左下に移動します

10日に満月となる月は大変明るく輝いていますが、木星もそれに負けない強い光を放っていて、大変目を引く眺めになります。

10月の月の名前は

2022年10月の月は、アメリカの先住民が ”ハンターズムーン” という名前をつけています。
夏の間に太ったシカやキツネを狩るのに適した月であるためだと言われています。

月の明りが強い10月、ハンターは夜暗い時でも月明かりの力を借り、木の枯れた野原で隠れることのできない獲物を追跡することができるからだそうです。

にぎわう流星群

流星群は、みずがめ座流星群がピークを過ぎ
・10月22日(土)3時頃 オリオン座流星群
・11月13日(日)3時頃 おうし座北流星群
・11月18日(金)8時頃 しし座流星群
・12月14日(水)22時頃 ふたご座流星群

季節は移ろいで空気が澄み、空を見上げて、夜もすがら「ひととき」の、時への感謝を重ねてみてはいかがでしょう。

惑星や流星群がにぎやかになり、土星や木星、月が天体ショーをくりひろげます。

参考:JAXSA満月カレンダーウエザーニュース

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