北欧の日常で大切にしている「ヒュッゲ・ミース」
ヒュッゲとミース
デンマーク語で 、ヒュッゲ(Hygge)は、「居心地のいい空間」や「楽しい時間」のことを指します。
また、スウェーデン語で、ミース(Mys)は、「居心地の良いこと」「楽しいこと」のことを指します。
いずれも北欧に位置し、冬は厳しい寒さに日照時間も短くスウェーデンでは6時間と限られている。
その長い冬の間の日常の、そのときその時を充実した幸せ感を獲得するように、家族や友人、気の合う仲間たちと居心地の良い空間づくりをし、よい時間の過ごし方ができるように工夫を凝らしています。
ヒュッゲ(Hygge)とミース(Mys)という言葉は同義語になりますね。
デンマークでは、ヒュッゲ(Hygge)の形容詞形はヒュゲリ(Hyggelig)で、すっかりデンマーク人の大切な価値観やマインドセットのひとつとなっている。
ヒュッゲの時間のすごしかた
ですから「これはヒュッゲの時間だ」と呼び、自宅の食卓やその周りなどに、ローソクや間接照明などで、ほのかな明かりを灯し、コーヒーや紅茶などの暖かな飲み物を片手に、暖炉の周りを囲み語り合いをして、ゆったりとした時間を過ごすことです。
また、寒い日中でも晴れた時などは、日向ぼっこをすることでもあります。
日本語で「居心地の良い」とはどんな単語が似合いますか。
英語でいうと「COZY・コージー」ですね。
すると、さっと浮かんだのは、コージーコーナー(COZY CORNER)でオフィシャルサイトを見るとズバリ、「憩いの空間」=コージーコーナー が店名の由来で、社長さんは、夢と希望、そして笑顔をお届けできる「憩いの場」を提供したいという熱い想いから喫茶店を創業した。と話ています。
はなしをもどして、日本語だと「ほっこり」とか「まったり」だとか、癒しのことばになりますかね。
日本の北国も大陸からの寒気団で、しばれるほど寒く、ストーブを部屋の中で薪をくべ、コタツに入り皆でTVを見ながらミカンを食べている風景が思い浮かんできます。
ミースをすることは、おだやかで質も高くお金はかけずに行うことです、一例をあげると次のようです。
- テレビを見るときに、電気の代わりにキャンドルを付ける
- テーブルデコレーションをして家族や友人との夕飯を楽しむ
- 休日の朝はベッドでコーヒーを飲みながら起きる
- 友人を招き、ソファでくつろぎながら映画を観る
- 雨の日は窓の近くに座り雨音に耳を傾ける
- 寒い夜に、たき火をする
- 明るすぎる電灯を消し、やわらかな灯りのランプを付ける
- 寒い日は家でウールの靴下を履き、温まる
- お気に入りの本を読む
- クリスマスシーズンには、窓際にオーナメントやライトアップの飾り付けをする
- スウェーデンのコーヒータイムである「フィーカ(Fika)」を、友人や家族と楽しむ
引用:IDEAS FOR GOOD
スウェーデンの「フィーカ」とは
甘いものを食べながらコーヒーを飲むという、スウェーデン人の習慣のことで、スウェーデン人はほぼ全員、1日にフィーカの時間を数回とると言われるほど、同国に深く根付いた文化です。
休むときにしっかり休んで気分をリフレッシュするという目的の他に、会話を楽しんで周囲と円滑な関係を築くきっかけにするという意味で重視されている。
「ヒュッゲ」「ミース」「フィーカ」などは北欧の国々には、日々のゆとり時間と居心地の良い空間がライフスタイルとして定着している。
ぬくもりは暖かさを感じ人を和ませる、そこに会話があるとコミュニケーションは深まり、居心地の良い空間がうまれてきます。
職場での緊張したやり取りだけでなく、仕事の手を休めてオープンに話し、インターネットは横に置き対面でお互いを見てコミュニケーションをとる時間を持つようにしましょう。
きっと、心が和むこと間違いないです。