「切手」の歴史と貼り方のメッセージとは
あなたが最後に書いた手紙はいつですか
僕は思いつかないぐらい書いていません。せいぜい年賀状の葉書ぐらいです。
現在はメールが主流の世の中なので、なかなか手紙をしたためることはありませんね。
ハガキでも手紙でも相手に送るには切手が必要です。
切手の始まり
その切手は、イギリスが発祥の地です。
1840年に、ローランド・ヒルという人が、郵便料金を均一で安くするためのアイデアを出しました。このアイデアは、お金を先に払って、それを証明するために郵便物に貼る特別なスタンプを使うというものでした。この特別なスタンプが「切手」と呼ばれています。
そして、このアイデアから生まれたのが、世界で初めての切手である「ペニー・ブラック」ですペニー・ブラック。この切手には、ビクトリア女王の顔が描かれていました。だから「ペニー・ブラック」と呼ばれるんです。この切手を貼ることで、郵便料金を事前に支払ったことが証明され、便利に郵便が送れるようになりました。
切手にはローマ字で発行国の名前を表記することが万国郵便連合の規則があります。
日本の切手
日本での最初の切手は、1871年(明治4年)竜が2匹描かれている「竜文切手」が発行された。
額面の単位が「文」で、竜の図を描くところから竜文切手と呼びます。
最近の切手は水で濡らして貼るのではなく、シール状になっていて、それを剥がして直接はれるようになっています。これには、今までシートについていた目打ちと呼ばれる穴が空いていて、一枚一枚目うちで切り取り使うので切手の周りはギザギザの形をしていました。
シール状の切手には目打ちがないのでギザギザもありません。
日本の切手の種類は、通常の郵便に使われる普通切手の他に、記念行事などに合わせて発行される特殊切手や各地の景勝地や名産品を題材にしたふるさと切手が発行されています。
引用:日本郵便株式会社
切手の貼り方
ところで。切手は真っ直ぐの貼ることが、あたりまえだと思っていたら、中国では切手の貼り方で相手へのメッセージを伝えることがあるようです。
例えば
- 右斜め→「あなたが好き」
- 逆さま→「もう怒らないから許して」
- 左斜め→「ごめんなさい、私が間違っていました」
- 2枚の切手を離して貼る→「嫉妬しています」
- 2枚の切手を離して斜めに貼る→「2人きりで、話したいのですが…」
- 3枚の切手を並べて貼る→「もう、愛してないの?」
- 3枚の切手を並べて逆さまに貼る→「愛してる、結婚しよう!」
などですが、なかなかユーモアがあっていいですね。メールが普及して郵便を出す機会がなくなってしまっていますが、どっこい、これならロマンチックに表現できますね。
風情もあり、いっそのこと切手の絵柄もメッセージに近いものを選んで送ればなお効果が上がります。
2023年の日本切手のキャラクターは
- 84円切手シート:くまのプーさんとなかまたち
- 63円切手シート:ミッキーとなかまたち
などなど、他にも花シリーズや美術の世界シリーズ、自然の風景シリーズ、記念切手などを楽しめます。
なんといっても最大の話題は、「2023アメリカン・リーグ ホームラン王」の大谷翔平選手の「プレミアムフレーム切手セット」が発売決定です。(送料込みで7260円)
- 84円切手5枚
- プレミアム箔(はく)押しホルダー」
- プレミアムポストカード(2種2枚)
- フォトサイン色紙(2種・2枚)
- 全44本の本塁打を放ったシーンの写真を印刷した「ホームランデータ付きポストカード」
です。記念になりますね。
郵便局の窓口・ネットショップで申し込みできる。