世界五大健康食品のひとつ大豆
大豆とは
マメ科の一年草。高さ約60センチ。
引用:goo辞書
茎の先はやや蔓 (つる) 状になり、全体に粗い毛がある。
葉は3枚の小葉からなる複葉。夏から秋、紫紅色か白色の蝶形花を開き、莢 (さや) の中にふつう2、3個の種子ができる。中国の原産。
世界中で広く栽培されている農作物で日本では縄文時代に存在したのではと思われる大豆の出土例がある。
「古事記」にも大豆の記録が登場している。
大豆の特徴
植物の中ではただ一つ、肉に匹敵するだけのタンパク質を含んでいる。
そのため、世界的な健康志向の中で「ミラクルフード」として注目を浴びている。
日本人は、米・麦・粟・稗・豆(大豆)を「五穀」と呼び、秋には「五穀豊穣」を祈り伝統的な行事として祭りとして行われています。
ドイツでは「畑の肉」、アメリカ合衆国では「大地の黄金」とネーミングされている。
日本では、日本料理やその調味料の原材料として中心的な役割を果たしている。
豆腐、味噌、醤油、油揚げ、きな粉、納豆、枝豆、ゆばなどさまざまに加工し食卓をにぎわしています。
しかし、日本人の消費量が世界一であるにもかかわらず、平成29年のその自給率はたったの7%しかないのです。
日本人の年間一人当たりの摂取量は約8.19キロといわれています。
国内の大豆の需要量は、年間およそ357万tで、そのうち大豆油用が、約243万t、食品用が約99万tとなっています。
(農林水産省の発表)
平成30年の1世帯当たりの年間消費状況は、醤油は5.0リットル(1,756円)、味噌は5.2kg(2,201円)、豆腐は83.7丁(5,352円)、納豆は4,234円分となって
います。
(資料:総務省統計局「家計調査年報」)
世界最大の生産国はアメリカです。
そのアメリカからの輸入が殆どで、近年の輸入量は約7割で推移している。
大豆一粒の中には、たくさんの栄養がつまっています。
その中でも、前述したタンパク質は、私たちの臓器や筋肉、皮ふ、髪、血液などを構成するうえで欠かせない成分です。
同じタンパク質でも大豆のタンパク質は肉のタンパク質とは異なり、大豆は低カロリーで肉のように脂質も摂取することはありません。
大豆にはコレステロールが全く含まれていないことがわかっています。
また、大豆にはオリゴ糖を含み整腸作用があります。
近年、食生活が欧米化し、その影響で豆類等の摂取量が不足していることが指摘されています。
特に若い人たちは、豆類の摂取に意識を高めて好んで食べるように心がけましょう。
やはり朝食は、納豆ご飯に、みそ汁を定番にして具材は豆腐や油揚げなどを必ず取るといいですね。
かつて、アメリカ合衆国が発表した、がん予防に効果があるとされる「デザイナーフーズ」計画のうち、大豆は、ピラミッドの最上部に位置しています
その最上部には7種類ありニンニク、キャベツ、生姜、人参、セロリ、甘草パースニップと大豆で、癌予防効果のある食材の第3位として位置づけられていた。
また、2006年3月27日、アメリカ合衆国の健康専門月刊誌『ヘルス』による世界の5大健康食品が発表された。
- スペインのオリーブ油
- 日本の大豆
- ギリシャのヨーグルト
- インドのダール(豆料理)
- 大韓民国のキムチ
の5品目が選出された。
あらためて、世界が注目している大豆を見なおして、積極的にいただくように心がけましょう。
参考:季語ものしり事典(新海均編)、Wikipedia、農林水産省、大塚製薬