苔テラリウムは第2苔ブーム
園芸(植物)の関心の高まりとともに、ここ数年は苔がブームになっています。
観葉植物を始め、多肉植物、エアプランツや水草に並び人気を博しているのが「苔(コケ)」の世界だそうです
特に女性の間に広がり、キーワードである植物の「ボタニカル」です。
ボタニカルとは
ボタニカルといっても様々で、ボタニカル(botanical)とは、もともと「植物の」という意味です。
「植物から作られた」という意味で、食べ物や飲み物、コスメなどでは植物由来の材料や素材を使っている場合に使われています。
私たちの身の回りに植物はたくさん存在していますね。
身近なところで、観葉植物を飾ったり、花をいけたり。暮らしの中に植物を取りいれた生活を「ボタニカルライフ」とも言います。
インテリアとしてのデザイン性も高い「苔玉」や箱庭感覚で楽しめる「苔テラリウム」など、実際に自分で苔を育て・鑑賞するというのが人気のようです。
そんな苔を愛でている女性を、苔ガールと呼んでいますよ。
京都・苔寺
苔と言われるとどんなことを思い浮かべますか、僕は、やっぱり京都の苔寺といわれる西芳寺(さいほうじ)です。
京都に行くと必ず見て歩きます。
約120種類の苔が境内を緑のじゅうたんで敷きつめたような美しさをかもし、庭園(史跡・特別名勝)は、上下二段構え。上の枯山水と、下は池泉回遊式で黄金池は「心」の字を描いている。
庭園内の茶室・湘南亭は、重要文化財に指定されている。
苔のイメージはみずみずしさで小さな緑の世界は、静かで独特の風情を感じますね。
苔テラリウム
苔玉はインテリアとしてのデザイン性も優れているし、最近では、箱庭感覚で楽しめる「苔テラリウム」などが人気です。
テラリウムがおすすめなのは、簡単に卓上で育てられるミニ苔庭で癒されながら栽培できるからです。
自分の部屋に
- 自分だけの小さな自然を作りだすことができます。
- 空気も綺麗にしてくれるので環境にもいいですね!
- 間接照明を当ててみも楽しめます
- 水槽やガラスなどの透明な容器の組み合わせで雰囲気を味わえます
- 玄関やキッチンにも大きさを考えてインテリアになります
のように、毎日が楽しめます。
2017年には、「砂苔・すなごけ」がグッドデザイン賞受賞植物です。
ただひたすら緑で、シート状になっています。
ばらけずに、ハサミで切ることもできるのです。
土を使っていないので壁にもはりつけられます。
ちょっと不思議な砂苔ですね。
詳しくは、植物生活をご覧ください。
苔植物という生き物は、陸上にすむ「非維管束植物」の総称で、生物の分類上「苔植物門」に属するものを指します。
胞子で繁殖するという特徴をもち、国内では約1,700種、世界では約18,000種もの苔が、さまざまな環境の地域に自生しています。
苔類は匍匐(ほふく)性を持っており、地面を這うように広がって生育します。
「苔」という名前は「木毛」に由来するという説があり、木の株元や幹などに生えることから名付けられたといわれています。引用:gardenstory
苔を植物と一緒にテラリウムにいれて楽しむことを「コケリウム」と呼び、何とも言えない癒し空間を満喫しているのです。
コケリウムを飾り、おしゃれで和モダンな部屋作りになります。
日本には、多くの苔が自生する奥入瀬渓流(青森県)、白谷雲水峡(屋久島)などは観光地として人気が高い。
上記2カ所に白駒の池(長野県)など北八ヶ岳山麓を加えて「モス(苔)ツーリズムの三大聖地」と称されている。
苔スポットを巡る苔旅ツアーも人気のようです。世界発信の苔ブーム、まだまだ続きそうですね。
参考:gardenstory、植物生活、花うるる、womans、