しっかり目を開けて夢を見よう

犬の名前で和風の定番は「ポチ」

ペットの犬と猫

ここ数年で、イヌをペットとして飼っている人より、猫を飼っている人の数が多くなりました

一度は、犬を飼ったことのある人が多いのではないかと思いますが、考えてみれば少子高齢化で高齢者はペットを残してしまうのはかわいそうと最初から飼わないようにしています。

また、高齢になると、中型・大型犬は体力的負けてしまうので、飼うとしたら小型犬に限定している

など、なるほどと思います。

そして、犬、ネコの性格上「犬は猫に比べて、散歩やしつけ、トリミング、餌やりなど手間がかかる」ためだといわれている。

マイペースで暮らす猫と、飼い主と濃密にコミュニケーションをとりながら暮らす犬とでは、負担がかなり異なります。

犬と猫

最近では負担が少なくて飼いやすい猫を好む人が多い傾向にあります。

核家族が進むなか、厚生労働省によると日本の世帯数が増えてはいるが、平均世帯人数は減少している。

これは、祖父母や両親と一緒に住む(3世代世帯)ことが減り、一人住まいの「単独世帯」や子どもがいない「夫婦のみの世帯」などが大幅に増えているのが主な原因のようです。

そのため。一人住まいや、子供のいない夫婦などの世帯には「手がかからない猫」のほうが、飼いやすいということになるのです。

ペットの名前

ところで、ペットの名前を意識したことありませんか。

今回は犬を取り上げてみました。僕は犬しか飼ったことがないんです。

名前はたくさんありますね。まずは2021年のランキングでは

順位 名前 頭数
1位(2) ムギ 1,236
2位(1) ココ 1,178
3位(3) ソラ 867
4位(6) モカ 849
5位(4) マロン 817
6位(5) モモ 714
7位(8) チョコ 713
8位(7) モコ 709
9位(13) コムギ 700
10位(9) ハナ 691
( )内は昨年の順位

引用:anicom

モダンな名前が多いですね。

江戸時代における日本の犬の飼い方は、地域や長屋で番犬として犬を放し飼いにする文化が一般的だった。
そのため、犬の名前は誰が見ても分かるように犬の毛色に由来して、「シロ」「クロ」「アカ」「ブチ」(まだら模様の犬)などが付けられた。

シロ

その後は、文明開化が進んだ当時、西洋文化を真似て、飼い主は犬と一緒に散歩したり、座敷や銭湯に犬を連れて行ったり、見た目とは違う名前を付けたりした。

よく出てくる犬の名前で「ポチ」があります。

ポチは明治時代の頃からで、「犬たちの明治維新 ポチの誕生」(仁科邦男著)によると、犬はポチ、猫はタマと相場が決まったのは明治38年頃ではないかとしている。

ちなみに、猫のタマは、昔から「玉のように美しい」という意味で女猫にはお馴染みの名前だったらしい。

ポチの名前の由来

ポチの名の由来は諸説ありますが、英語で犬を意味する「pooch(ポーチ)」や「まだら」を意味する「patch(パッチ)」、フランス語では「小さい」を意味する「petit(プチ)」などと呼んだ犬の名前を日本人が聞き間違えたことに由来する説がある。

ポチのイメージ

そういえば、童謡の「花咲か爺」(はなさかじじい)の歌詞の中に「ポチ」が出てきますね。

「はなさかじじい」
うらのはたけで ぽちがなく
しょうじきじいさん ほったれば
大ばん こばんが
ザクザク ザクザク

いじわるじいさん ぽちかりて
うらのはたけを ほったれば
かわらや かいがら
ガラガラ ガラガラ

後略

童謡「はなさかじじい」

これをきっかけにして、「ポチ」という名前が全国に広まったとされる。

1910年(明治19年)に東京朝日新聞から犬の名前ランキングが発表されています。

  1. ポチ
  2. ジョン
  3. マル
  4. クロ
  5. アカ
  6. ポーチ
  7. ポチ、チイ
  8.  
  9. シロ、ハチ、チン、タマ

と。ポチは堂々の1位です。

残念ですが、現代では、ポチの名前はランキングにはありません

犬の代表としてきた「ポチ」の名が変わってしまうのはさみしい限りです。

 

参考:音楽研究所裏読みWEBanicom雑学ネタ帳

 

 

 

 

 

 

関連記事

コンテンツ