つじつまが合う・合わないの辻褄って何だ
つじつまが合う・合わない
「えー、どうも言っていることのつじつまがあってないんだよな」
などの会話はよく聞きますね。
簡単にいうと「筋が通ってない」「道理に合わない」「矛盾している」です。
言っていることとやっているとが違っていたり、ついウソを言ったことで、またウソを重ねてしまい話の内容が矛盾してしまうこと。
つじつまを漢字で書くと「辻褄」です。
- この「辻・つじ」とは裁縫で縫い目が十文字になるところです。
- 「褄・つま」は、着物のすそが左右に合うところです。
ということで、合うべきところがきちんと合う物事の道理がつじつまということです
つじつまの使い方
つじつまを使った慣用句には
- つじつまが合う(話の筋道・理屈が通る)例えば、「それで辻褄があったね」
- つじつまを合わせる(話に筋道が通るように、もっともらしく合わせる)などの使い方があります。
また同類語として
- 頓珍漢・とんちんかん:物事のつじつまが合わないこと
例えば「なにを頓珍漢なこと言っているの」 - 「平仄・ひょうそく」に合わない:つじつまが合わないの類義語
- 話のつじつま:話の筋道、前後関係が合っている様子などがあり、僕もよく使っています。
「何を、そんな頓珍漢なこと言ってるの」
「話のつじつまがまったくあってないよ」
「全くの矛盾だよ}
なんて、偉そうに言うことでもないですが。
これに対して対義語は
「帳尻(ちょうじり)を合わせる」帳尻とは、帳簿の最後のことを言い収支の最終を計算したとこ。
最終的に物事の整合性を合わせること。
日常的に使っている言葉でも意味を理解して話すと迫力も伝わり方も変わりますね。