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ピグマリオン効果は心理学 期待をかけるとかけないでは差が歴然

ピグマリオン効果は心理学

他者から期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のこと。

アメリカの心理学者ローゼンタールが、教師からの期待があるかないかないかによって生徒の学習成績が左右されるという実験結果を報告したのが始まりです。


ピグマリオン効果

  • 「心から期待をかけると相手がその期待に応えてくれる
  • 「教師が生徒に期待をかけえると生徒の成績が伸びる

などがピグマリオン効果の例です。

教師期待効果」「ローゼンタール効果」などとも呼ばれています。

上記の通り主には教師などの教育者や新入社員への新人教育などの場でよく参照されてます。

もちろんこれを部下や後輩などのビジネス社会でも十分に通用し、ピグマリオン効果を活かせます。

厳しく叱咤激励するよりも優しく期待の言葉をかけて、じっくり見守る方が、良い結果につながる
ようです。

ピグマリオン効果の名称の由来

ギリシャ神話の「変身物語」に登場する話です。

キプロス島にピグマリオンという王様がいました
ピグマリオンは自分で彫刻した女性像に恋をし、心を奪われます。


ギリシャ神話

どうにかして女性像が本物の女性に変われるように祈りを続けていると、それを聞き届けてくれた女神がその彫刻に命を吹き込んでくれました。

2人は幸せに暮らしたという神話が由来となった。

このピグマリオン効果とは逆の効果のことは「ゴーレム効果」と呼ばれています。

  • 周囲から期待されない人は、実際にその能力が低下してしまう
  • 人間は周囲から期待されないと感じると「自分は能力が低いから」「何をやっても成果を出せないだろう」という思考になってしまう

ローゼンタールの実験

1964年春、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。
しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。

その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった
報告論文の主張では成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと
さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと主張されている。

引用:Wikipedia

この「ピグマリオン効果」と「ゴーレム効果」は、どちらも周りの人がとる態度によって、それをける側の人の能力に影響が出てしまいます

このことを考えると以前もブログ記事にした
ピグマリオン効果とハロー効果
もご参照ください。

参考:Wikipediastudy hackerカオナビあしたの人事リベラルアーツガイド

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