しし座流星群2021はいつ
しし座流星群の2021年はいつ
しし座流星群は、毎年11月の中旬に
活動が極大になる流星群で放射点が
しし座の中にあります。
極大とは、
ある流星群の活動が最大の活発になる日。
引用:コトバンク
放射点とは、
ある流星群に属する流星が天球上の1点から放射状に飛び出すようにみえる点。
輻射天(ふくしゃてん)ともいう。
引用:大百科全書
2021年のしし座流星群の極大日は
18日の午前2時頃(前後する場合が
ある)と予想されている。
この日は、ビーバームーンの満月に
なる前日です。
ですので、残念ですがこの月あかり
の影響が大きく観測するにはあまり
いい条件ではなさそうです。
しし座流星群の、レオ
ニズ、レオニードと呼ばれることも
ある。
しし座は黄道十二星座のひとつで大き
な体を夜空に横たえる百獣の王ライオ
ンの姿をした星座です。
1999年や2001年の大出現が有
名な、しし座流星群は、母彗星(ぼす
いせい)のテンペル・タットル彗星の
通り道を、毎年この時期に地球が通過
することで、起こります。
そこに残されていた塵が地球の大気に
飛び込んで上空100km前後で発光して
見える現象です。
ギリシャ神話では、ネメアの森にすむ
人喰いライオンといわれ人々を襲った
ため12の冒険をやっている勇者ヘー
ラクレース(ヘラクレス座)に退治さ
れました。
流星は宇宙空間の小さな塵(1㎜から数㎝)
が地球の大気に飛び込んできて大気と激し
く摩擦を起こし高温になると同時に光を発
する現象です。
しし座流星群の塵が大気に飛び込んでくる
速度は毎秒約71㎞で普通の流星より速く
流星一つ一つがとても明るくなかなか消え
ない。
ダスト・トレイル理論としし座流星群
このような、流星群の活動を予測することは
非常に困難とされてきました。
それは、流星のもとになるチリの粒がとても
暗く、その位置やチリの粒の濃度を直接観測
して推測することができないからです。
しかし、近年「ダスト・トレイル理論」と呼
ばれる新しい理論が提唱され、流星群活動を
ある程度予測できるようになってきたのです
流星のもとになるチリの粒は彗星から放出さ
れ、チリ自体も太陽の周りを周回し、細長い
チューブ状のチリの粒の流れの帯を作ります
この帯のことを「ダスト・トレイル」と呼び
ます。
流星の元となるチリの粒は、ダスト・トレイルと呼ばれる
チューブ状のチリの粒の流れの帯となって分布します。
ダスト・トレイルは何本もあり、この帯の分布を計算によって
詳しく求め、流星群の活動を予測する手法のことを
「ダスト・トレイル理論」と呼びます。
引用:国立天文台
この「ダスト・トレイル理論」の予測
通りにしし座流星群は出現しました。
2021年は11月18日の午前2時頃 が、
活動が極大になる予想ですが月が沈む
午前5時以降から明け方が一番の見どこ
ろになる。
活動は低調とみられるので空の条件の
良いところでも1時間に5~10個程度と
思われる。
興味ある方は、月が出ている反対を向
いて防寒を万全にして環境の良い場所
で、眺めてみてはいかがでしょうか。
参考:国立天文台、Weblio、Wikipedia、しし座、Astroarts