奇跡の現象と呼ばれるダイヤモンドダスト「天使の囁き」
「天使の囁き」奇跡の現象
奇跡の現象と呼ばれることは何でしょう
いくつかの条件が重ならないと起きない非常に珍しい自然現象です。
まるで、ダイヤモンドが空をゆらゆらと舞っているように大気がキラキラと輝く幻想的な光景です。
ダイヤモンドダスト(細氷)と呼ばれ息をのむような美しさから「天使のささやき」とよばれることも。
空気中の水蒸気が冷やされて結晶ができ
この結晶が空気中を漂ってキラキラと光った状態
引用:お天気.COM
ダイヤモンドダストは雪ではなく、氷の結晶です。
この氷の結晶が板状のため、太陽の光がこの板状の氷の結晶にあたると光り輝きダイヤモンドが輝いているように見えるのです。
ダイヤモンドダストの発生の条件
先に書いたようにダイヤモンドダストにはいくつかの条件があります。
- 気温が氷点下10度を下回ること
- 風がなく、天気は快晴
- 明け方が望ましい
- 1㎞以上の先をはっきり見渡せる視程
- 適度な湿気(大気中に水分がなければ結晶しない)
このような条件を満たしら、あとは・・・
運を味方にして、タイミングが合えば見る事ができるかもしれませんよ。
どこで見られるのか
-10度以下の極寒地であることが大前提で海外では、ロシアの地域やフィンランドを始めとした北極圏の国の一部の地域で観測ができます。
日本では、厳冬期の北海道の内陸部だといわれています。
ダイヤモンドダストを日本語では「細氷」(さいひょう)と書きます。
氷霧(こおりぎり)とは違います。よく、まちがわれるのは氷霧です。
氷霧は小さな決勝が大気中を浮遊するこちらも珍しい自然現象で、メカニズムもダイヤモンドダストとよくにています。
決定的な違いはダイヤモンドダストは「雪」氷霧は「霧」に分類されているということ
日本の観測地
北海道・美瑛町(びえいちょう)
美瑛町では、山間部や川沿いでダイヤモンドダストが多く発生するそうです。
ダイヤモンドダストが見える陸橋国道70号線がおすすめのようです。
僕は青池を見になん回か行ってます。
綺麗なところです。
北海道・幌加内町(ほろかないちょう)幌加内町は過去に氷点下41.2度を記録した冬は気温が下がる極寒地なんです。
幌加内町で見られるダイヤモンドダストは「天使の囁き」とも言われています。
毎年2月17日には「天使の囁きを聴く集い」も開催されます。
自然が奏でる奇跡の現象を一度は見てみたいものですね。
まず防寒着を揃えなければならないですが楽しみもふくらむことは間違いありません。
2月17日は「天使の囁きの日」です。
参考:Wikipedia、Polewards、RETRIP、お天気.com、