ついつい買ってしまうカリギュラ効果
カリギュラ効果とは
強く禁止されると、かえってやってみたく
なる心理現象のこと。
「見てはいけない」「行ってはいけない」
などと言われるとむしろもっと見たくなっ
たり行きたくなるものです。
僕もそうですダメだといわれるとよけいに
興味を増しますよ
昔話にも出てきますね「鶴の恩返し」は典
型的なこのパターンです。
「絶対に部屋の中をのぞかないでください」
と言われていたにもかかわらずおじいさんは
のぞいてしまったですね。
まさにこの行動は、のぞいてはダメだという
禁止されることで、ついついのぞきたくなる
衝動に負けたからです。
カリギュラの語源
ローマ帝国のカリグラをモデルにした1980年
のアメリカとイタリアの合作映画「カリギュ
ラ」が語源です。
過激な内容のため、ボストンなどの一部地域
で公開禁止になったことで、かえって世間の
話題をまいたことにちなむという。
生活の中のカリギュラ効果
私たちの生活の中でカリギュラ効果が多く活
用されています。
テレビの映像のモザイクで映像の一部を見え
なくしたり、番組のなかで「ピー」音などの
効果音をいれて、言葉を聞こえなくしたりす
ることによって、視聴者の興味を一層かきた
てる。
広告などでは「○○人以外は見ないでください」
などのキャッチコピーを使ってカリギュラ効
果を活用しています。
ついつい気になってしまうのが、カリギュラ
効果です。
「使わないでください」「ほかの人には教え
ないでください」など、やっぱり気になりま
すね。
サイトやブログにもけっこ使われてます。
「閲覧注意」「他言無用」「悪用厳禁」
「会員限定」などのキーワードをつけて、
あおる行為もカルギュラ効果です。
これを無視することがなかなかできない
のが、人間の本能でしょうか。
人間は「自分のことは自分で決める」と
いう本能をもっています。
なので、禁止されたり制限されると自由
を奪われたような気持になり、自分が選
んだことに価値を感じ、禁止や制限され
たことをあえてすることがストレス解放
につながることなのです。
本屋さんでよく見かける、袋とじなども
雑誌の中身を隠すということで注意をひ
きつける方法です。
強烈なキャッチコピー
ホラー映画のキャッチコピーに記憶の残
るものがありました
「決して一人では見ないでください」
という1977年に制作された至りの映画
「サスペリア」でした。
このインパクトはすごい強烈でした。
でも、行ってみたくなります。
化粧品のドモホルンリンクンクルは
「初めての方にはお売りできません」
でした。気になりますね。
ネットや街中でちょっと見渡しただけ
でもカリギュラ効果がいっぱいです。
この「カリギュラ効果」という言葉は
日本固有の言葉です。
そうそう、お笑いのダチョウ倶楽部の
押してはいけない熱湯風呂芸をあなた
は思い浮かべませんでしたか、これも
立派なカリギュラ効果なんです。