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人間関係を良好に導く選択理論

選択理論とは

選択理論はアメリカの精神科医ウイリアム
・グラッサー博士が提唱した新しい心理学
です。

1965年に「現実療法」が出版され注目を
されるようになりました。

グラッサー博士は「すべての行動は自らの
選択であると考える心理学」です。

よりよい良好な人間関係を築く手法として
高い評価を得て世界各国で普及しカウン
セリングや学校教育、組織、家庭環境など
のさまざまな環境の中で幅広く活用されて
います。


洗濯理論

特に選択理論をベースとしたカウンセリン
グ手法「リアリティーセラピー」は、世界
10大カウンセリングのひとつとして、世界
60カ国に強い影響をもっています。

グラッサー博士は、人間の行動は不変的
(変わらないこと)な「基本的ニーズ」と
可変的な「全行動」の2つに分類される
と言っている。

自分の行動を変えられる(選択)のは自分だけ
なので、他人の行動も変えられないと考えら
れることで、怒鳴ったり、脅したりすること
がなくなる。

問題が発生しても、相手を受け入れることで
解決をします。

その結果、良好な人間関係を築く事ができる
のです。

基本的ニーズ」とは

私たちが行動を起こすのは外部的要因に刺激
されると考えがちです。
グラッサー博士は「外部的要因ではなく、む
しろ自分の内部からの動機によって選択
し行動を起こす

と主張をしている。

結局、人は外部の出来事によって何ら動機
づけられることはなく、自分にとって何が
一番重要なのかを考え、それに基づいて行
動するという。

博士は、人が「こういう風に生きたい」と
願うことを「上質の世界」と呼び、誰にも
備わっていて、自分の力では変えられない
ものだという。

このことは生来、人の遺伝子に組み込まれ
ていて次の5つの「基本ニーズ」から成り
立っているとする。


基本ニーズ

5つの「基本ニーズ」

  • 生存している」:
    食べたい、眠りたい生きていくためのすべて
  • 何かに属し」:
    家族、会社、友人などとつながりたい
  • 力を得て」:
    自分の力と価値を認めてもらう
  • 自由になり」:
    誰にも束縛されず自由にやりたい
  • 楽しむ」:
    自主的に喜び何かを楽しみ知りたいこれらの欲求は多かれ少なかれ誰にでもあります
    しかし、
    このようなニーズ(欲求)を意識してはいない
    かもしれない。

この「基本的ニーズ」を満足させるには
行動を起こさなければいけません

この行動のことを「全行動」と呼び基本的
ニーズとは違い、自力で変えられる要素だ
としています


全行動

4つの「全行動」

  • 実行する」:
    歩いたり話したりする
  • 考える」:
    思考し、苦悩すること
  • 感じる」:
    怒ったり意気消沈したりすること
  • 体験する
    汗をかいたり頭痛に悩まされること

人により程度の差はあります。
しかし、人はそれらを選択し自分自身で
コントロールできるのです

コントロールして行動ができれば自分の
ニーズを満たし、外因に翻弄されていや
な思いをすることもなく効果的に物事を
選択し実行できるようになるといいます

選択理論は人間関係があるところであれば
どこでも適用できます。

選択理論を取り入れることで他人の行動と
自分の行動を別々に分けて考えられるよう
になります

職場でもどこでも相手が外的コントロール
を使う事は何故なのか本当は何をしてほ
しいのかと気づく事ができれば、たとえ相
手が外的コントロールを使う人であっても
より良い良好な関係を保つ事ができるので
す。

選択理論を通して、考え、行動して快適で
良好な人間関係を築きましょう。

 

参考:アチーブメント株式会社日本ビジネス選択理論能力協会キャリアサプリ、〇〇の法則辞典
(烏賀陽正弘著)

 

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