リーマンショックのショックとマーフィーの法則
リーマンショックのショック
忘れもしない「リーマンショック」事件それはそれは、ショックでした。
直接、会社から品物を納めていたので約2000万円もの焦げ付きができてしまいました。
リーマン・ブラザーズが倒産に至った経緯はご存知の通りですが簡単に振り返ると、
2008年に低所得者向けの住宅ローン「サブプライムローン」の制度で簡単にいうと「ローンの返済を受ける権利を証券にして、商品として売り買いができる」ことを特徴とした商品です。
当時のアメリカでは経済政策として、国民に住宅を買うことを勧める動きがありました。
「サブプライムローン」は低所得者や借金を返さなかったことがある人でもお金を借りられるようにしたあぶない制度なんです。
1990年後半頃から、この証券を売買してお金儲けをする投資家が増えました
しかし、住宅価格が上昇していたときは、追加借り入れができたり、住宅を転売して売買差益が得られていたわけです。
しかし、いったん住宅価格が下落し始めるとサブプライムローンの延滞が一気に増加しそのあおりを受けて、貸し手の融資専門業者が経営破綻していったのです。
その最大の損失をもたらしたのが、アメリカの名門の投資会社リーマン・ブラザース社だったのです。
2008年9月の倒産からは、関連の企業への連鎖反応を恐れからアメリカ経済への不安が一挙に高まり、世界的金融危機を招いた。
この時のショックは、いまだに忘れることはありません。
しかも、ほぼ同じ時に一部上場をめざしていたお得意先が倒産をしてしまいました。
いやーもう終わりかと思いました。
夜も眠れず、他の仕事は手につかず、ただ行方を見ているだけです。
もちろん、リーマン・ブラザース社には弁護士を通して返金依頼をかけ倒産した得意先は、自己破産から裁判になり結局はどちらも返済を受けることはなかったのです。
そこから、起業時の0世帯ではなく、マイナスからの再スタートなりました。
この一連のリーマンショックは、「失敗や間違いには必ず誘引があり、いつかはそれが顕在化することだ」と失敗の原因を究明することの重要性を教えている「マーフィーの法則」の通りではないかとおもいます。
マーフィーの法則
- 「失敗する余地があるなら失敗する」
- 「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率はカーペットの値段に比例する」
など有名な言葉と共にユーモラスで経験則をまとめたものです。
そもそも、米国オハイオ州の空軍のエドワード・マーフィー大尉が関わった研究で、同僚の度重なるミスが開発中の機械が幾度となく故障を起こすことで腹を立てこの名言を吐いたと言われている。
その後「最悪の想定をすべし」という考えから軍部内に広がり、システム開発や
労働災害予防で重視され始め、ビジネスや人生全般まで広がっていった。
1977年には本が出版され、全米のベストセラーになり、今でも単行本やウェブサイトなどで話題になっている。
例えばこんな法則もあります
- データクラウド化の法則:どれが最新の法則か分からなくなる
- 誤字脱字美法則:画面上では分からないが、印刷したとたんにわかる
- バグの法則:次の日ぱっと見ると、一瞬で原因がわかる
- 飲み会の法則:トイレに立つと、自分の席が占拠されている
SNS上では
- 傘を忘れた日に限って雨が降る
- 保険をかけるといろんなものが壊れにくくなる
- スマホを落とした時、毎回画面が下を向く
- 切符を買う時、自分の並んだ列がいつも遅い。
など、たくさんあります。
まあ、これらの全てが事実であるわけではなく、経験則に過ぎないことが多く「〜法則」と名付けられていても、哀愁漂うユーモアであると思ってください。
しかし、経験則の中で、最も多く引用されているのではないでしょうか。
それは、それをもとにしたバリエーションや変則が無数と言えるほどあるからなんです。
参考:マイナビニュース、Wikipedia、必ず役立つ〇〇の法則(烏賀陽正弘著)