座り続けはほんとに体に良くないのか
座り続けてますか
1年以上自粛生活が続いていて運動不足を感じている方も多いと思います。
そしてテレワークの毎日だと椅子に座りパソコンに向かう時間が多くなっていると思います。
座り続けると
日ごろ、会社に出勤して仕事に取り組むと机が相棒となり座り続けることになりますね。
この長時間座り続けているということはまず、よく太るといいます。
腰痛にもなりやすいといいます。
1日の大半を座って過ごす人は立っている人に比べると心血管疾患リスクが2倍になると二―ヨークタイムスが研究結果を発表している。
また、オックスフォード大学の研究では、1日に6時間以上座っている人は1日3時間未満の人に比べると糖尿病、心臓病、肥満で死亡する可能性が18%高くなると発表しています。
座りっぱなしはよくないということですか。
意外な発見
ハーバード大学の人間進化生物学教授のダニエル・E・リーバーマン氏は座っていることは、知識労働時代に生まれた産物ではないと言っています。
ということは古くから座っていることが多いということですね。意外です。
リーバーマン教授は中南米・先住民の狩猟採集民と長期間すごし、先住民が持ち上げたり運んだり、歩いたり走ったり、座って過ごす時間を調べました
それによる結果は意外なことでした。
世界の辺境地の平均的な先住民の村にいくと、ほとんどの人が座っています。
その狩猟採集民は1日あたり約10時間座っているのです。
そして、われわれの先祖と同じように8㎞歩きます。
このことは、アメリカの平均的な家庭や職場と全く同じと言ってます。
座りっぱなしは悪いと言われてますが何世紀にもわたって、地理的な場所や環境、ライフスタイルに関係なく、たくさんの人たちが、日々の大部分を座って過ごしてきたのです。
では、今までの科学的な悪いとの違いは何なのでしょう。
リーバーマン教授は、仕事で座ってい
るのは問題ないと言ってます。
問題としては、われわれが座って過ごす余暇の時間で、それが引き起こす結果が恐ろしいと言っている。
仕事中の場合は、結構動いています。
- 電話を取るのに手を伸ばしメモを取る
- 書庫の場所に移動してファイルを取る
- 座り方を変えたり、背伸びしたりする
- トイレに行く。携帯通話で通路に出る
など、細かいながらも動作をしてます。
ところが家で、ソファーに座り映画鑑賞などは、ドリンクなどをテーブルに置き観賞中は、ほとんど動きませんね。
これが怖いと指摘してます。
ならば、どのようにすればよいのか
職場では
まず、自分が仕事でどのぐらい座っているかを意識して、できるだけ動き回ります。
そして
- スマホを使う時やZoom会議の時は立つ。
- タイマーをセットして30分ごとに立つ。
- 水やおやつは別室に置いておく。
- 昼休みは少し歩くようにする。このようなことを行い、今までの自然と
やっていた動きと組み合わされば十分。
家などでは
できるだけ、動くことを意識する。
そして
- 洗濯物をたたむ
- 犬、猫などのペットと遊ぶ。
- 座り方を頻繁に変える。
- できれば、ストレッチをやったほうが良いので、テレビを見ながらでもストレッチをすることを心がけましょう
最後にリーバーマン教授はこのようにお話しされています。
「しゃがんだり、時々立ち上がったり、軽い活動をしたりする時は、体全体の筋肉が収縮し、細胞のメカニズムが働きます。
そのような軽い活動は、筋肉細胞を刺激してエネルギーを消費したり、遺伝子のスイッチを切り替えたりなど、さまざまな機能を行ないます。
そのような動きは強度な運動ではありませんが、長時間座っている時にほんの短時間でもそれを中断させる実験、
たとえば、30分ごとにわずか100秒間座っていることを中断すると、血液中の糖分、脂肪、悪玉コレステロールのレベルが低下します。(中略)そして、筋肉が刺激され、炎症が鎮まり、生理学的なストレスが減少するのです」
とにかく、動かすことが大事です。
立ったら背伸び、屈伸などをこころがけ自分を動かすような、ライフスタイルにしましょう。
参考:lifehacker、inc