日本古来からの引き寄せの法則「予祝」
「予祝」(よしゅく)とは
古代日本人が、引き寄せの法則として最強の「予祝」(よしゅく)をやっていた。
世界大百科事典によると
あらかじめ祝うこと。前祝い。
引用:世界百科事典
あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると,
そのとおりの結果が得られるという俗信にもとづいて行われる。
「予祝」=前祝いと考えると分かりやすいです
古来、日本では正月に歳(年)神様を迎えるのが習慣だった。
歳神を「広辞苑」で探すと、五穀を守る神。また、五穀の豊年を祈る神。
とある。
古代から日本人の最大の願いは、米、麦、粟、豆、黍(きび)という五穀の豊作だった。
そのために五穀を守り秋の豊作を祈ってくれる神様はとても大事だった。
稲がたわわに実り、お米が災害に合わず、豊作であることを切実に願うことは、そこに、農耕に生きてきた古代の
ひとびとの気持ちが込められている。
その実現を引き寄せるためにやっていたのが「お花見」だという。
春爛漫、光が満ち満ちて桜の花が満開に咲くさまを、秋のお米の実りに見立てて、仲間とワイワイお酒を酌み交わ
しながら先に喜び、お祝いをすることで願いを引き寄せる。
このことを「予祝(よしゅく)」という。
古代日本人がやっていた夢の引き寄せの法則、それが「お花見」であった。
また、夏の盆踊りも、秋の豊作を喜ぶ踊りで、予祝だったのです。
祝い事を予定する
前もってよろこび、先に祝うことで、その現実を引き寄せることが、日本人がやっていた夢のかなえ方なんです。
先に祝福してしまうことが、夢の現実化を引き寄せるということです。
この予祝を実践して、成果を出している人がたくさんいます。
- 羽生結弦さん
ソチオリンピックに向かう飛行機の中で、羽生選手は泣いていたそうです。
なんと飛行機の中でオリンピック本番をイメージして、金メダルを獲得して、感動をして泣いていたそうです。
金メダルを獲る前から、金メダルに輝いた自分に感涙してたのです。
実際に金メダルを獲得後のインタビューでは
「飛行機の中でイメージしすぎて、飛行機の中の方が感動しちゃいました。」と語ってます。
- 孫正義さん
大きなプロジェクトを手がける時には、必ず 先に部屋でガッツポーズをして成功を祝っているそうです。
- 長嶋茂雄
1959年、天皇・皇后両陛下を迎えて行われた天覧試合。
読売ジャイアンツVS阪神タイガース。9回裏で4対4の同点。
当時大スランプだった長嶋は、最寄りの駅でありったけのスポーツ新聞を買い占め、自分でこのように書いた
「長嶋サヨナラ本塁打」
「天覧試合でサヨナラ打」
「長嶋の一発に尽きる。さすがにゴールデンルーキー。歴史に残る一発だ」
いや、これが現実となり、さよならホームランで歴史に残る一発を演じました。
- 発明王エジソン
発明が完成する前から「もう完成しました!」と発表してしまうことがあったそうです。
意外な人たちが予祝とは知らずに実行していたのです。
予祝=前祝
夢は深刻に考えず、面白がること、楽しむことが引き寄せのこつのようです。
予祝の実践や方法、考え方などの書籍が販売されてます。
興味ある方は「予祝」で探してみて下さいね。