田植えの前に代掻き(しろかき)は大事
田植えの前の代掻き(しろかき)
僕は、田んぼでお米ができる過程をよく知りません。
日本人で、恥ずかしいく思い少し調べてみました。
するといきなり知らない文字がでてきました。
「代掻き」だいかきと読むのかと思ったら、しろかきと
読むんです。
田んぼに代掻きって何だろう。
地味な作業ではあるようですが、とても大事な作業で
育苗箱に種をまいてから30日が経過すると、育苗箱の
稲も育ってきます。
いよいよ、その稲を田んぼに移しますが、その前の準備が
土をかき混ぜて表面を平らにする「代掻き(しろかき)」
という作業です。
代掻きは、田に水を張って土を細かく耕し、表面を平らに
ならす作業です。
通常は、田植えが始まる前に2回作業をします。
-
- 1回目は、荒く土を砕くように行います。
- 2回目は、土の面をきれいにならすように行います。
田んぼの状態を整えることで、田植えを円滑に進め、
苗の成長を助け、管理しやすくすることが目的です。
納得のいく代掻きができた田は、水の管理がしやすく
雑草も少なくなり、稲がよく育ちます。
代掻きの目的とメリット
- 田んぼの水漏れを防ぐ。田の水持ちもよくなる。
- 苗がムラなく育つ:土を平らにすることで、水深が
一定になりムラなく育つ。 - 田植えがしやすい:土を柔らかくすることで、苗の
刺さりもよく、発育もよくする。 - 無駄・ムラがない:元肥(もとごえ)や除草剤を
ムラなく混ぜ込む。 - 雑草の抑制:雑草を倒して深く埋め込むことで、
雑草の発芽を抑えることができる。 - 土壌の改善:土の中に新鮮な空気を入れ、有害な
ガスを抜き、有機物の腐敗を促進する。
とんでもなく、重要な作業ですね。
大切なお米が立派にできることを左右するほどの
無くてはならない大切な「代掻き」です。
昔は、牛や馬に馬鍬(まぐわ・まんが)を引かせて
行っていました。
「荒代」あらしろ「中代」なかしろ「植代」うえしろと
土を細かくらしていった。
現在では、田越しと同じようにトラクターにロータリーを
装着して行う場合が多い。
とんでもなく、重要な作業ですね。
大切なお米が立派にできることを左右するほどの
無くてはならない大切な「代掻き」です。
昔は、牛や馬に馬鍬(まぐわ・まんが)を引かせて
行っていました。
「荒代」あらしろ「中代」なかしろ「植代」うえしろと
土を細かならしていった。
現在では、田越しと同じようにトラクターにロータリーを
装着して行う場合が多い。
「代掻き」をする準備や手順、失敗しないためのコツ。
実施する時期や回数、水の量、所要時間などの配慮。
基本的なコースや順路など地味ながら手間がかります。
苗を植える前からの地味な作業から始まり、床土(とこつち)
作り、田越し、田んぼの防水、種もみの塩水選と消毒、種もみに
水分を吸収させる「浸種」、育苗箱の準備、苗代田へ移動
発芽・・・と発芽するまでに作業する事は山ほどあります。
さらに、お米を収穫するまでの工程は、今回は書く事が
できないほど多種多様にあります。
石器時代から平安~江戸時代を経て、現在に受け継がれてきた
稲作の歴史があります。
日本の衣食住の根本に深くかかわってきたお米を見直し
日本の伝統食を噛みしめたいと思います。
お米の栄養価
意外にたんぱく質を含み、実は日本人の主要たんぱく源と
なっています。
お米はインスリン分泌が弱く、糖質が低いので皮下脂肪に
なりにくく、美容にもよいようです。
まだまだ、良い成分、栄養素を多く含んでいますよ。
お米のおいしさ
炊き立てのご飯の白さ(視覚)、独特の香り(嗅覚)
ほのかな甘さ(味覚)粘りと歯ごたえ、舌触り(触覚)
などの総合点で評価されます。
食感もポイントで、でんぷんやたんぱく質の含有量
脂肪の酸化度、ミネラル、水分の含有率が美味しさを
左右するようです。
よく噛んで、お食事をお楽しみください。
参考:For Earth,For Life、農地コンシェルジェ、暮らしーの、コトバンク、