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敏感期を知って優しい言葉掛け

公園や電車の中、道端でお母さんが小さな子に怒ったり、叱ったリしている場面をよく見受けます。

あの子はそんなに悪いことをしたのかな」と心の中で心配している自分が良くいます。

そんなに大きな声で、キツく怒鳴らなくてもいいにではないかな」と他人事だからだろうか、そんなことを思ってしまう。

敏感期

子供には「敏感期」(0〜6歳個人差はあります)があると言われています

敏感期

敏感期は、ある特定のことに対して、感受性がとても高まる時期

で、運動や感覚(5感)、言語や秩序など数多くあります。

例えば言語であれば

言葉に対して興味がわいて、言葉に対してもっと知りたいと思う気持ちが強くなる時期のことです。

その言葉の敏感期に、たくさんの言葉を聞くだけで何の努力もなく吸収できてしまうのです。

そんな、特に0〜2歳のお子さんを育てているお母さん、お父さんは、子供の理解出来ない行動やいたずらにイライラしたり、悩んだりしてませんか。

  • ソファーの上でピョンピョンピョンと飛び跳ねる
  • すぐにどこでも走り出す
  • ティッシュペーパーをどんどん取り出す
  • 階段を上ったり下りたり繰り返す
走り回る子供

などは、運動の敏感期(0〜6歳)だからです。

もちろん、危険だったりして、受け入れないことがあるかもしれません。

それでも、「敏感期」なんだと思えば、イライラは治りませんか、そして、その子の成長している姿を今こうして直面していると何だか嬉しくなってきます

そんなときに注意したいのは、言葉ですね。

  • 部屋でドタバタと走り回っている子に

  「走らないで!」「走るな!」ではなく「歩きましょう。お部屋では歩こうね」と優しく声をかけます。

  • 大声を出してしまう子に

  「うるさい!」「静かにしなさい!」ではなく、「このくらいの声でも聞こえるよ、大丈夫」(小声で話す)

  • 食事の時に箸置きで遊び出した子に

  「箸置きでは遊ばない!」ではなく「箸置きはどうやって使うんだっけ

などなど、ゆっくりとやさしい声かけします

誰もが、一人でも怒った顔で声を荒げているのを間近で見ると、その場の雰囲気が凍り付いてしまいますね

逆に、落ち着いた声でゆっくりと話をすることで、周りの大人たちだけでなく子供達にも伝わり、穏やかな雰囲気になります。

心理学では、0〜3歳ごろまでは、「初期印象効果(インプリンティング)」と呼ばれる刷り込み効果が認められています。

鴨が生まれた時に目の前に動くものがあると、それを、「」だと思ってしまいますね。

インプリンティングの視点で見ると、母親は子供の頃に「自分の人生で一番多く接する人」です。

その母親から「いつも肯自分を肯定してくれる」ことは、子供にとって、否定をされず自分の才能をスムーズに開花することができます。

優しく話す

もちろん、「甘やかす」ことではないので常識を外すことがあれば都度、指摘しなければいけません。

その指摘するときも大事なことは笑顔を忘れず言葉を選んで、決して頭ごなしに言うことはいけません

母親が自分の感情をコントロールできずに、ヒステリックに怒っていると、それを目にしていた子供は母親を尊敬しなくなり、素直さがなくなります。

母親が、子供に対して何があってもイライラしないで、笑顔を保ち、感情をコントロールすれば男の子は母親を尊敬し、好きになり素直になります。

女の子は、母親のコピーとして育ちます。同じ行動パターンを身につけるので気を付けましょう。

いつでも、優しいポジティブな声がけが子供たちの将来につながることなので、時間をかけて粘り強く取り組みましょう。

可愛くば 五つ教えて 三つほめ 二つ叱って 良き人となせ

二宮尊徳

参考 オックスフォードの自分を変える100の教え(岡田昭人著)、ありがとうの神様(小林正観著)

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