カヤック・カヌー・ボートの違い
カヤック・カヌー・ボートは舟です
カヤックとカヌーの違いは、こぐ道具のパドル(櫂)の違いです。
パドルは水中に入れて水をかく平らな部分のブレードが片側1つものを「シングル・ブレード・パドル」といい、これを使用しているのがカヌーです。
そのブレード部分が左右に水かきがついた「ダブル・ブレード・バドル」を使うのがカヤックです。
カヌーは基本的にオープンデッキを指し、カヤックは基本的にクローズデッキとなっています。
ボートは、ご存知のようにオール(櫓 ろ)が舟の側面に取り付けていて、カヌーカヤックは取り付けていません。
ボートは後ろ向きに進むのに対し、カヌー・カヤックは前向きに進みます。
カヌー・カヤックの歴史
カヤックはアリューシャン諸島のエスキモーが狩りのために作った船が原型とされ、船の骨組みにアザラシの皮を張り、水の侵入を防いだ。
カヌーは「カナディアン・カヌー」と呼ばれカナダの原住民が1本の木をくり抜いた丸木舟が原型で、主に運搬が目的のため、たくさんの荷物が積めるようにオープンデッキになっている。
「舟」は小型の手漕ぎなど、無動力のものを指します
「船」は大型で動力がついたものです。
- 小型の船は「一艘(いっそう)」「二艘」などと数え
- 大型の船(タンカーや客船など)は「一隻(いっせき)「二隻(にせき)」と数えます。
- ヨットやボート、カヌーやカヤックなどの小型無動力は「一艇(いってい)」「二艇(にてい)」と数えます。
何千年前の大昔から人々の移動手段や荷物の運搬、狩りの道具として水をかき分け発達してきたカヌーです。
1936年の第11回ベルリンオリンピックに、初めて正式種目として採用されました。
現在のカヤックは
軽量で強度の高い合成樹脂で成型したものが、使用者の好みや体形に合わせた改造ができることで人気のようだ
レクレーションとしてカヌーを楽しむ人々のすそ野が広がり、羽根田卓也選手がリオデジャネイロ5輪スローラムカナディアンシングルで日本人初の銅メダルを獲得したことにより、ますます人気がでているようです。
各地で体験できる海や川が結構あります。
体験をしたいことにフォーカスして楽しんでみてはいかがでしょう
- シーカヤック(艇長は長く4~5m)
文字通り、海で楽しみます。
水面に近い目線で大海原を満喫しましょう。 - リバーカヤック(艇長は短く2~3m)
さまざまな川の流れに身を任し、ある時は穏やかにある時は急流にテクニックを発揮する優越感を味わえます - ファンカヤック
湖などの波や流れのない水面で、バドルで船を進める
初心者にお勧めです。 - フィッシングカヤック
釣り竿やえさを積み込み、水上を移動しながら釣りを楽しめます。 - クリアカヤック(スケルトンカヤック)
透明な舟艇で、海上をういているように楽しめ、海中で泳ぐ魚たちや海底のサンゴ礁などを眺めながらのクルージングです - 2人乗りカヤック
一人よりも二人でスピードを出して楽しめます。
恋人同士なら呼吸を合わせてこぐと、さらに距離が縮みますよ。
参考:LIG,旅ぐるたび、Weblio、Wikipedia、