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世界で注目される健康志向の製品「オーガニック」

最近スーパーで「オーガニック」商品の売り場が拡大しているのに気がつきましたか。
オーガニック商品は、味噌ソーセージベーコンなどの加工肉だしのもと、カレールウマヨネーズ、一部野菜など結構僕は購入しています。

安心して食べられるので少し通常の商品より高めですがありがたくいただいています。
そのオーガニック商品の市場は拡大中だそうで、農薬や化学肥料を減らしたもの、また、それらに頼らない農法で作られた野菜や果物、健康的な環境のもとで飼育された畜産物、天然由来の原材料を中心とした化粧品や石鹸類など多様に用意されています

オーガニック石鹸

オーガニック化粧品

大手スーパーが売り場面積をここ1〜2年で拡大している。僕がいくスーパーは、それとは別に通常商品の中にもオーガニックの価格表示を色分けして展示されている。

街中では、オーガニック専門店の出店も進んでいる。

消費者が健康や環境問題への関心が強くなりその増加に伴って反応されてきたようだ。

オーガニックとは

あらためて「オーガニック」を調べて見ると

英語のオーガニック(Organic)を日本語に訳すと「有機」

「オーガニック」や「有機」とは、化学的に合成された肥料および農薬に頼るのではなく、太陽・水・土地・生物など自然の力を生かして生産された農林水産物や加工方法のこと。

現在では「オーガニックコットン」や「オーガニックコスメ」という言葉が一般的になってきたように、農法や食品以外でも日常生活のあらゆる場面でオーガニックという単語が使われています。

引用:Hankyu Food

加工された食品でもオーガニック食材を原材料を使った食品海洋資源の持続性に配慮した魚介類、オーガニック綿を使った衣料品、化学物質の使用を減らした家具、オーガニック食材を使ったレストラン、オーガニックの商品やサービスを集め拡散しているイベントなどオーガニック市場を拡大している。

オーガニック野菜

日本でよく取り上げられていた「有機野菜」は耳に残っていると思いますが、このオーガニック市場で中心は食品で、国内のオーガニック食品市場は2017年前後で1000億円〜4000億円台とされている。
しかし、欧米のオーガニック食品市場は一ケタ違い、米国では総売り上げは2017年は452億米ドル(4.8兆円)で、ドイツでは113億米ドル(約1.2兆円)と有機農業の普及活動を世界規模で実施しているIFOAM(国際有機農業運動連盟)の調査によります。

IFOAMは、オーガニックの原則として下記4項目を掲げている。

  • 「健康の原理」:人間だけではなく、土壌、植物、動物、人、地球環境すべてが含まれます。
    健康な土壌から健康な作物がつくられ、それらによって動物や人が健康になる。健康を害する恐れのある肥料や農薬、動物用薬品、食品添加物は使用されるべきではないと考えています。
  • 「生態的原理」:作物を育てるには健康な土壌が必要で、家畜を育てるには良い農場環境が欠かせません。そのため農畜産物の生産は、自然の循環と生態系のバランスに沿ったものであることが重要です。それぞれの地域ごとに適地適作をおこない地域の文化を大切にすることが求められます。
  • 「公正の原理」:公正とは農業者、労働者、加工業者、流通業者、販売者、消費者など、有機農業に関わるすべての人が公正であることを意味します。そのため有機農業は、児童労働や植民地栽培、南北格差などの撲滅に貢献すべきと考えられているのです。
  • 「配慮の原理」:今の世代だけでなく、次の世代の健康、幸福、環境にも配慮しましょうという意味。
    有機農業において新しい技術は評価されなくてはなりませんが、人間は農業や生態系について完全に理解しているわけではないため、十分な配慮が求められます。そのため遺伝子組み換え技術など予測ができない技術は排除すべきと考えられています。

オーガニックの原則を守流ことが、地球の保護にもつながりますね。

日本の基準

オーガニック食品の基準は国により、それぞれで日本では農林水産省が設定しています。
オーガニック農産物、畜産物、加工食品、飼料、畜産物および藻類を販売する際に「オーガニック」あるいは「有機」と表示するには、生産者や加工業者が登録認証機関の検査・認証を受け、「有機JASマーク」を貼付しなければなりません

自然の力で生産される「オーガニック」「有機」は、人にも環境にも優しいです。
まだまだ販売価格が高いので、通常商品との差が縮まれば、ますます広がりを見せることは間違いない。スーパーのオーガニックコーナーで説明を読み選択を考えてみましょう。

参考:Hankyu FOOD日経BP

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