鏡を見て自己意識を高める方法
鏡は自己意識を高めてくれる
グループや趣味の会などの集まりには「似たもの同士」が集まるんですね。
このことを「鏡の法則」といいます。
この鏡の法則はグループだけでなく親子・兄弟関係、友達、会社関係の同僚・上司、恋人夫婦などなど、すべての人間関係に当てはまります。
夫婦の間では、長い年月でどちらかとなく顔まで似てくるといわれます。
社会の鏡
あの人は「医者の鏡だ」とか「○○さんは会社の鏡だ」などというように、たいへん立派な模範となるような人のことを指します。
この場合の漢字は「鑑」と書きます。
自分の行動を意識して、社会的に認められるようにするには、実際に映る本当の鏡を意識して生活をするとよいといわれます。
最近のショーウインドウはきれいに磨いてあり街中を歩いているとそのショーウインドウに、ふと自分の姿が映り、ついその姿をチェックしてしまいますね。
そんなときの意識を「自己意識」といいます。
ようは、自分のことを再認識することで存在を確認することですね。
自己意識が高まってくると、人はふるまいを洗練させていくことができます。
鏡と自己意識
実際に、鏡を見ているときなどに脳の活動を見ると、他のひとを見ている時と違う脳の領域の活動が活発になることが観察されている。
また、自己意識を高めるもう一つの方法として「他人のやっていることを鏡にして自己意識を高める」ことです。
いわゆる「他人のふり見て我がふりなおせ」です。
他人の行いを教師にして、また反面教師と感じられたら自分の行ないを改善します。
そうそう、反面教師は結構いますね、いまだにタバコを吸いながら歩いている人。
毎年、世界で50万人が死亡していることを知らないのかな。
何があったか知りませんが、街中で大声出して怒鳴っている人。
通勤電車の中でも、足を組んで座っている人。
居酒屋さんで、大声で論破しあっている二人。
「あんな人にはならないように、自分は気を付けよう」と誰もが思いますね。
人はそんな場面に遭遇しながら自己意識を高めて成長を重ねていくんです。
ハーバード大学ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンターのキーナンらが顔を使い自己意識に関して面白い実験をしてます。
この実験では、有名人の顔からだんだん自分の顔に近づいていく動画を見せ「自分の顔だ」と気がついた時点で動画を止めてもらう。
この時、右手で反応する(動画を止める)場合より左手で反応する場合のほうが認識が早かったそうです。
このことは、自己意識が右脳と深い関係があるからで、右脳につながっている左手を使うと右脳の動きがより活発になるのです。
特に右利きの人は、意識を左手に感じ生活してみるのも自己意識が高まるかもしれません。
参考:科学的に元気になる方法集めました(塚田秀吾著)、スピリチュアルライフ