古代からのラベンダーの匂いと効果
ラベンダーの匂いと効果
日本でラベンダーといったら北海道の富良野ですね。
僕も一度行きました。早朝に尋ねたのでほとんど人がいなくてラベンダーを心ゆくまで満喫しました。
ラベンダーの原産地は地中海沿岸地方で常緑低木です。
ポルトガルの国花に選ばれています。
ポルトガルとラベンダーの出会いは、「古代ローマ」時代までさかのぼります。
ラベンダーはその頃から「メディカルハーブ」として人々に愛されてきました。
ラベンダーは単なる美しい植物ではなく、この香りのよい多年草は部屋や美容製品に透明感を吹き込み、落ち着かせてくれる魅力に長年に渡り尊敬されてきたのです。
ラベンダーは寒い気候には割合強いのですが、高湿度や低温度、高温には弱いです。
このため、比較的な温暖気候のポルトガルでは、ラベンダーを育てるのにかなりの工夫が必要になります。
それでもポルトガルの人たちは、ラベンダーの香りをアロマや塗り薬として日常で使っていた。
また「ローズマニーニョ」と呼ばれるラベンダーの花からとった「はちみつ」はポルトガルの料理やスイーツによく使われている。
ローマ人の作った風呂にはラベンダーが浮かべられ、人々は香りやその効能を楽しんでいたようです。
不眠症や不安神経症から、うつ病や倦怠感まで、様々な病気の治療薬として使用されてきました。
全国の庭で見つけることができる低木のハーブは、人気のある心地よいフローラルフレグランスで世界的にも有名です。
さらに、研究によりラベンダーは香りを吸い込むことで、わずかに落ち着き鎮静効果があることが確認されています。
何世紀にもわたって、寝具や枕には、実用的な睡眠を助けるために、香りのよいハーブ、草、花びらが詰められてきました。
ウェズリアン大学のある研究によると睡眠前にラベンダーの匂いを嗅ぐと、男性、女性共に深層睡眠または余波睡眠の割合が増加し、すべての被験者がラベンダー暴露後の朝の活力が高いと報告しています。
下記のように注入するとよいようです
- 乾燥した花のつぼみを直接枕に追加する。
- 小袋やパッドを枕カバーにいれる。
- 香りを耳の後ろと鼻の下のテンプルにマッサージします。
- ラベンダーエッセンシャルオイルをティッシュペーパーに数滴垂らし、枕の下に置く。
- 甘い夢のためにラベンダーティーの就寝前のカップにいれる。
- 乾燥したラベンダーのつぼみと、ゼラニウム、バラの花びら、ローズマリーなどの他の庭の花やハーブで構成される自然な部屋のポプリを作りおく。
- 小袋または古いハンカチまたは綿ナプキンは、乾燥したラベンダーのつぼみを詰めて、リボンで結び、引き出しやリネンの戸棚に投げ入れておく。などなど、上手に活用してたのしめます。
ラベンダーはラテン語のルーツは「洗う」を意味します。
日本には江戸時代に渡米したといわれ花言葉は「繊細」「優美」です。
ラベンダーは「香りの女王」とか、「母なる香り」とも呼ばれています。
そして「ハーブの女王」とよばれ、昔から人々はラベンダーの香りをいろいろな用途に用いてました。
まとめると主な3つの作用があります
- 「傷による損傷を軽くする作用」です。
「アロマセラピー」という言葉がうまれています。 - 「脳の活性化、鎮静化作用」です。
ラベンダーの香りの濃淡によって変化します。 - 「抗不安作用」で、研究発表されています。
ラベンダーを毎日のフェイシャルクレンジングルーチンに取り入れ肌と精神をよみがえらせ元気をつけたらいかがでしょうか。
フローラルビネガーのレシピです。
1・1/2カップの新鮮なラベンダーのつぼみ
白ワインまたはリンゴ酢 2カップ
ラベンダーのつぼみを大きなボトルに入れる
酢をやさしく温めボトルに注ぎ日当たりの良い窓辺に2週間置く。
参考:FARMERS ALMANAC、かぐわしき植物たちの秘密(田中修・丹治邦和著)