星空を見上げる ホーキング博士の3つの言葉
星空を見上げるホーキング博士の生きざま
スティーブン・ホーキング博士はイギリスの理論物理学者で難病を抱えながら研究を続けられていました。
学生のころにALS(筋萎縮性側索硬化症)に発症したといわれています。
全身の筋肉が動かなくなり、話すことも、立つことも、自力で呼吸することも困難になりそのままでは死んでしまうといわれています。
そのぐらい深刻な難病を患いながらも宇宙の研究に没頭し、偉大なる発見や功績を残しています。
発症から50年間研究を続け「車いすの物理学者」としても知られていた。
晩年は重度障害者用意思伝達装置を使い、スピーチや会話だはコンピュータプログラムによる音声合成装置を通じて発せられた。
死を睨みながら希望を捨てず生き抜いたホーキング博士の言葉には考えさせられることが多くあります。
ホーキング博士が自分の子供たちに、もし困難に直面した時は、次の3つが大切だと語ってます。
1つ目は、足元を見るのではなく、星を見上げること
2つ目は、絶対に仕事をあきらめないこと。
仕事は目的と意義を与えてくれる。
それが無くなると人生は空っぽだ。
3つ目は、もし幸運にも愛を見つけることができたらそれはまれなことであることを忘れず、捨ててはいけない。
人間は病気や離別、大失敗など絶望を感じて落ち込んでしまうことがあります。
この先が真っ暗になり、闇の中であえいでいるような気分になってしまいますね。
ホーキング博士が学んだオックスフォード大学では絶望に陥ること自体、生きている以上誰もが経験することだと認めている。
その上で、そのような状態になった時の「落胆のしかた」が人生の重要な岐路になっていることを大切にしている。
絶望感から抜け出すことは大変なことです。
そんな時こそ、自暴自棄にならないで希望の光が見えるまで忍耐強く待つのです。
ホーキング博士は難病を抱える苦しい身でも下を向かずに、空を見上げています。
博士にとって星を見つめるということは脇目もふらず仕事に専念することなのでしょう。
病気を否定はできない博士は病気そのものが心の望遠鏡となり、信じられないほどの生きる底力になったのです。
「見上げてごらん夜の星を」
昭和38年5月に1枚のシングルレコードが発売されました。
「見上げてごらん夜の星を」
作曲:いずみたく 作詞:永六輔
歌手:坂本九
この曲は、いずみたくと永六輔が企画制作した夜間高校生たちが主人公の同名のミュージカルでその主題歌としてうたわれた曲です。
「名もない星」の5人の夜間高校生が、昼間の高校に通う女の子に恋心を抱く青春物語で、彼らの夢と希望に共鳴した女の子も「手をつなごう」と夜学生になるというストーリーです。
引用:朝日新聞社
たちまち大ヒット曲となり、レコード発売のその年のNHK紅白歌合戦でこの曲を歌った。
なんとその紅白歌合戦の視聴率は81.4%を記録したという。
昭和60年8月12日、羽田発伊丹行きの飛行機123便に乗り合わせた坂本九は43歳で帰らぬ
人となった。
つらく悔しい気持ちの後にどのように生きるかで人生は決まる。
難病により運動機能が制限されたホーキング博士ですが、このような言葉を残しています。
「人生は、できることに集中することでありできないことを悔やむことではない」
ホーキング博士の名言
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-43413185
「ユーモアがない人生なんて悲劇」
「IQを自慢する人間は負け犬だ」
「女性。まったくの謎だ」
「いき詰まっても逆上してはいけない。
何が問題かを考え、他の方法を試す。
前に進む道を見つけるのに何年もかかることもある。
ブラックホール情報パラドッグスには、29年かかった」
参考:オックスフォードの自分を変える100の教え(岡田昭人著)
Wikipedia、昭和のことば(槙野修著)、Business insider