しっかり目を開けて夢を見よう

模様と紋様と文様の違いは そしてよくみる青海波

模様と紋様と文様の違い

模様紋様文様は、みんな同じものに思いましたがNHKの解説によると下記のようにな
ります。

美術・工芸における模様の様式をさすことばとしては、「文様」という慣用が確立しています。
また、織物、染め物などの模様を「紋様」と呼ぶことがあります。
こうした使い方を踏まえたうえで、放送では次のように使い分けています

模様[モヨー]・・・ 「文様」「紋様」を含む広い意味で一般的に使う。
文様[モンヨー]・・ 美術・工芸における模様の様式をさす場合は「文様」と してもよい。
紋様[モンヨー]・・ 特定の分野で慣用が固定している場合に限って使う。
<例>ちょうの羽の紋様、小紋の紋様

引用:NHKの放送用語より

  • 模様は、そのまま日常でも使ってますね。
    たとえば「その模様は素敵ですね
  • 紋様は、平面上に自然にできた模様をいう。
    たとえば「砂漠一帯に描かれた風の紋様が美しい。
    着物でいう地紋や紋織を表現したりする
  • 文様は、人工的に作られたものです。

種類も多岐にわたってたくさんあります

文様の種類

有名でよく見る代表格は

市松文様(いちまつもんよう)


市松文様

格式のある有職文様(ゆうそくもんよう)のひとつで、もともとは公家が朝廷で正式な衣装に使用していた。

江戸時代に「佐野川市松」という歌舞伎役者が、この石畳の図案の袴をつけた舞台衣装が評判となり「市松文様」と呼ばれるようになった。

この文様は、古墳時代の埴輪の服装や法隆寺正倉院の染織品にも見られ古代より存在していた。

英語で言うとチェッカーですね。

鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の服のデザインにも市松模様を取り入れている。

なんといっても2020年に開催のオリンピック・パラリンピックのエンブレムに、市松模様をモチーフにしたデザインの「組市松」(野老朝雄作)が採用されている。


オリンピック・エンブレム

青海波文・せいがいはもん


青海波文

これなんだか好きなんです。

何がと言われても答えが見つかりません。
寛容な気持ちが湧き出てくるような、そんな心持にさせてくれる感じがするんです。

なんとこの柄の発祥は古代ペルシャでシルクロードを経て中国に伝わり、中国から飛鳥時代の日本に伝わったとされています。

平安時代に書かれた源氏物語の中に「青海波」を舞う若き光源氏の姿が描かれています

青海波は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起のよい柄です。

青海波にはいくつかのバリエーションがあります

破青海波文

青海波を敷き詰めずにところどころ破れ模様になっている。


破れ青海波文

花青海波文

青海波の形を花でかたどった柄


花青海波文

青海波紅葉文

紅葉が水面に散った流れを青海波で表した

青海波紅葉文

菊青海波文

菊の花を並べて青海波に見立てた

などがあります。

縁起がいいとされる吉祥文様のひとつとされ多くは晴れ着や宴会などの調度品にあしらわれ、悪いこと(凶事)には使わず広く好まれているものが多いです。

とても縁起の良い青海波の意味と昔からのよいといわれているものを知って持っていたり
使ったりしてると気分もよくなりますね。

この他にも、おなじみの

  • 鱗文・うろこもん 魚や蛇の鱗に見立てた
  • 麻の葉文・あさのはもん 大麻の葉に似た形
  • 千鳥文・ちどりもん まあるい目と細いくちばし
  • 矢絣文・やがすりもん 矢の上端のところ
  • 源氏香文・げんじこうもん 5本の線をデザイン

いかがでしょう、歴史を感じる模様は縁起を担ぎ身につけることで運もよくなりますね。

参考:京屋有限会社いわみ和み

関連記事

コンテンツ