モラハラの特徴をチェックして人間関係をスッキリ
モラハラとは
モラハラは、モラル(道徳や倫理)とハラスメント(いやがらせ)の意味を持つモラルハラスメントの略です。
肉体的な暴力ではなく言葉や態度などで行われる精神的な暴力を意味します。
フランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイエンヌの提唱により一般にも知られるようになった。
イルゴイエンヌはセラピストとしてもモラルハラスメントが被害者の心身の健康に破壊的な影響を与えるのか、その恐ろしさを嫌というほど見てきた。
社会は精神的な暴力に対しては対応が甘いが、精神的な暴力は肉体的な暴力と同じ程度に、場合によっては肉体的
な暴力以上に人を傷つけるもので犯罪である。
と述べている。
大人同士の人間関係で起こることが多く職場や家庭でモラハラでの問題視されることが増えている。
まず、家庭でのモラハラは夫婦、親子の間でこのパターンが最も多いとされます。
モラハラの行動や態度の特徴
- 相手の人格や人間性を否定するようなことを言う例えば、何か勘違いして、間違ったりした場合に
「こんな簡単なことも分からないのか」
「考えればわかるだろう」
などと、ちくちく責めたりします。
さらに「だから、お前はだめなんだよ」と相手の人間性を否定するような暴言を何度も吐き、精神的なダメージを与えるのです。
- 相手を理解しようとしない・無視をする
- 絶対に謝らない・自分の価値観を押し付ける
「妻というものは夫に従うべきだ」
「子供は親を尊敬するのが当たり前」
など、常に自分が正しいと思っている。
他にもこんな特徴を持っている
- 反対意見などを言うと暴言で傷つけてくる。
- 相手を執拗に責める
- 際限もなく非現実的なほど高い欲求を周囲の人にする
- 上手くいかないことはすべて相手のせいにする
- 自分のルールにしたがわせようとする
- 相手の行動の自由を制限する
- 強い者には弱く弱い者には強い
- また、経済的なことを放棄し金銭的に追い詰める
など、他人の不幸を楽しみにするようなしつこい人であることが多い。
特に職場でのパワハラを含む「いじめや嫌がらせ」に関する相談が平成30年には8万2797件に上り、過去最多だったことが、厚生労働省の集計で分かった。
職場内においてのモラハラは
- 相手を意図的に人間関係から排除しようとする
挨拶をしても無視をする、業務報告をしても
反応しない態度をとる。
自分が影響力があることを誇示する目的が多い - 相手を否定したり侮辱したりする発言を繰り返す
「あんな奴(クズ)見たことないな」
「バカに何を言っても無駄だ」など暴言を本人ではなく、周囲に言う。 - 大事な情報を伝えずミスを誘う
連絡事項や研修などの時間変更を伝えないで相手のミスを誘発し、失敗したり批判されるようにする。 - 無理な仕事や大量の仕事をさせる
相手の業務に支障をが出るような行為をするまったくのいやがらせ行為で憂さ晴らししている。
こんな事されたらたまらないですね。
逃げようがなくなるし、我慢するしかないことは精神的なダメージが大きい。
また、職場内での評価も下がることにもなります。
仕事への士気も上がらないし、会社に行くことさえ嫌になりウツになってしまいます
モラハラの対処法
モラハラと気がついたら
- なるべくその相手と距離をとる。
- 他の部署の先輩や上司、相手よりも年上の上司に相談をする
少しでも聞いてもらうことで解決策がみつかることもあるし、精神的にも負担を軽くできる。
職場でのモラハラの対処法を専門家はこのようにする
第3者に証明できる証拠を集める
モラハラを受けている・被害が出ていることが分かる証拠
例えば
- 暴言や侮辱する発言の録音
- モラハラがわかる画像
- LINEやメールなどの文面
- 日記や時系列な詳細のメモ
など、出来るだけ多く残しておくことでモラハラや、相手の態度、精神状態がわかり、どのような精神攻撃を受けているのかが明らかになるからです。
証拠が集まったら、相談窓口にいきます。
会社にあれば、会社の窓口や労働組合なければ労働局などに相談をする。
モラハラはエスカレートします。
早めに相談をして精神的ダメージを受けないようにしましょう。
参考:smartlog、法律事務所、Wikipedia、Weblio、