しっかり目を開けて夢を見よう

勝負の色と心では(赤やオレンジ)

色が「元気」を与える

少し昔話になりますが、暖炉の家に住む住民が多いノルウエーで12時間の「特集番組」があり、なんとその番組の
視聴率は20%を記録した。

そのことは「ニューヨークタイムズ」紙で報道されました。

この20%もの視聴率をあげた番組の12時間中8時間が、ただ、「薪」が燃えている様子を映していただけだった。


燃える薪

不思議ですね、ただ、薪が燃えている映像を流しているだけで20%もの視聴率がとれるんですね。

薪が燃えている色は、オレンジ色のような黄色がかかっているような色ですね。

研究が盛んな色彩心理学では、赤色やオレンジ色は「元気」が出る色として発表されています。

アメリカのトランプ大統領はTVで見ているとよく、「赤色のネクタイ」をしていますね、これも、勝負色を意識してネクタイをしているように感じます。


赤のネクタイ

勝負服

勝負服という言葉がありますね。

  • 「気合を入れたり」
  • 「今日は大事な打ち合わせがある時」
  • 「勝負をする日」

は意識して赤色を身に付けるとよいようです。

私も、大切な行事があるときなどは赤色のトランクスをはいていきます。

その時に赤色のトランクスがなければ、オレンジ系のハンケチや小物などを目につくような場所に取り入れて
見るのもよいと思います。

最近は、スポーツシューズにもオレンジや赤色が目立ちます。
意識すると結構なものがオレンジや赤色に変身しています。

持ち物や飾り物だけでなく、景色などで赤やオレンジ色を見るのも大いに役立ちます。

夕暮れのオレンジ色を美しいと感じて、しばしたたずむのは、そのような効果が大きいのだと言われています。

しかし、赤色は挑戦的(攻撃的)なイメージがあり「赤色」を生活の中に取り入れる時は注意も必要です。

サッカーでの赤色の研究

英国のイングランド南東部のチチェスター大学のイアン・グリーンリーズ氏のサッカーを使った色の科学的検証です。

実験は、サッカーのペナルティーキック(PK)をぶたいにして行われ、ゴールキーパーは一人。

キーパーのユニフォームの色だけを数パターン用意して被験者にどんどん蹴ってもらい、ゴールの確立を見るもの。

この結果、「キーパーが赤い色のユニフォームを着ている時の成功率が他の色に比べて明らかに低かった。

研究結果は

この研究から、赤色のユニフォームを着た選手は味方から見ても相手から見ても、より優位でテクニカルなプレーヤーであるとの印象を与えるため、相手チームにたいしては不安と、結果的にはパフォーマンスの低下をもたらす。

のだという。

スペインの闘牛士が赤いマントを使うのは、観客の興奮をあおるといわれているように攻撃性の強い色なのです。


闘牛士

確かに、停止信号の色、進入禁止の標識、警告文書など赤色で表示されているのを見ます。

自分の好きな人が赤色を基調とした服装をしていたらそのひとは自分を照らす太陽のようだし

苦手な人や初対面の人が真っ赤なドレスやスーツを着ていたら自分を呑み、溶かしてしまうマグマのように見えて、へんに委縮してしまいます。

まあ、真っ赤よりは相手に敵意を感じさせないようにオレンジ色などの暖色系が無難なようです。

参考:AFP BB NEWS,科学的に元気になる方法(堀田秀吾著)

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