シミュラクラ現象とパレイドリア現象
「シミュラクラ現象「」と「パレイドリア現象」
突然ですが、心霊写真を信じますか僕はあまり信じるほうではないです。
どちらかというと気持ち悪いほうが先に出てしまい目を細めてみる傾向にあります。
雲の形がだるまさんに見えたり、鳳凰に見えたりするのは楽しいですけどね。
だけど集合写真に写っている後列に顔だけ浮かんで見える心霊写真などは気持ち悪くしばらくは頭にこびりつきます。
「シミュラクラ現象」「パレイドリア現象」を知ってますか。
ともに目の錯覚からくる現象です。
「シミュラクラ現象」と は
3つの点が逆三角形の形で3つあると人の顔に見える現象
生まれて間もない赤ちゃんが抱っこされている人をじっと見つめるのは「シミュラクラ現象」が関係しているといわれている。
「パレイドリア現象」とは
人が視覚や、聴覚で感じたものを、自分の知っているパターンに当てはめて、誤って認識してしまう現象のことを言います
壁や天井のしみ、カーテンの影が人影に見えたりして「違う」ことがわかっていてもなかなかその状態から抜け出せないこと。
パレイドリア現象は目の錯覚ではない。
月の中にウサギが見えたり、イタリアの地図が女性のブーツや長靴に見えたりします。
実際はそうでないと頭ではわかっていても一度脳がそう認識してしまうと次に同じものを見たときにはそのようにしか見えなくなっていることがある。
このことが視覚刺激によって受けるパレイドリア現象です。
「シミュラクラ現象」のもと
人間は動物や他人に出会ったりすると敵か味方かを素早く判断しなければなりません。
敵であった場合は殺されてしまうかもしれません。
素早い判断で相手の感情をくみ取り生きるためのプログラムを組んでいたのです。
ディープ・ドリーム
パレイドリアは、コンピュータビジョンの画像認識プログラムのテーマにも採用されている。
googleのエンジニアであるAlexanderMordvintsevによって作成されたコンピュータビジョンプログラムです。
本来そこにはない目や顔といったモチーフを検知して強調し心の中で起きている事象を視覚化するシステム。
バックワード・マスキング(バックマスキング)
特定のメッセージを逆回転させてレコードに書き込むことで、通常再生時には意識に入らないメッセージを潜在意識に刷り込む技術。
1968年に「ザ・ビートルズ( The Beatles )」の「レボリューション9( REVOLUTION 9 )」が有名。
この曲は聴いていてもなんだかよくわからないので、あまり聴かなかった。
この曲の歌詞には「Number nine, Number nine…」と繰り返している部分があるのが、これを逆再生させると「Turn me on,dead man,turn me on,deadーman…(私は死んでいく)」と聞こえる。
当時は、ポール・マッカートニー死亡説の裏付けだと騒がれたほどだった。
レッド・ツェッペリンの「天国への階段」もそうだ。
心霊写真の9割が、このパレイドリア現象かシミュラクラ現象と言われている。
意外と自分の無意識の中で、今見えているものが何か、今聞こえているものが何かを過去の経験・データをもとに判断しているのです。
それだと間違えも多くなりそうですね。
最後にちょっと気になるのは、心霊写真の9割はこの現象のようだが、残り1割はいったい何なのでしょう。
参考:psyNOTES、BELLEZZA、とれぴく、Wikipedia、みなみ風の吹く裏庭で