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アメリカの若者に大人気のアグリフッドとは何

アグリフッドとは

次世代の農業都市モデルともいわれて
いるアグリフッド(agrihood)とは
「アグリカルチュラル・ネイバーフッ
ド(Agricultural Neighborhood)」
の略称で

共同農園をもち農業を基盤とする住宅
コミュニティを意味する造語です。

現在アメリカ各地で約150ものアグリ
フッドが存在し整備されている。


アグリフッド

農園でありながら都市でもあるという
緩やかさが、清く正しい暮らしを求め
アウトドア派の若者たちに人気を集
めているらしい。

また、必ずしも都市の中にあるという
わけでもなく、一部は大都市周辺に位
置するものもある。

注目のアグリフッドは、その地域の住
民たちが住宅街の菜園で自由に野菜や
ハーブなどを収穫し、共同キッチンで
手料理を楽しむ、そんな新しい都市
のです。

 

都会で田舎暮らし

都会的な便利な生活を送りながら、
舎暮らしのように畑いじりをして新鮮
な野菜を味わったり、自然の中でのび
のびとすごしたりすることができる。

そのため、健康的な暮らしを望む若い
世代にとって、この上ない、いいとこ
取りの住宅地となっているのです。

カリフォルニア州オレンジ郡(Orange
County)にあるアグリフッド「ランチョ
・ミッション・ビエホ」には、ミレニア
ル世代(1981年以降に生まれ、2000年
以降に成人を迎えた世代のこと)の若者
だけでなく、活動的な定年退職者も集ま
っている。

カリフォルニア州最大の新しいこのコミュ
ニティーは、完成すれば約24平方キロメ
ートルの住宅地と約69平方メートルの生
物保護地区で構成される。

この土地は100年以上も牧畜として使わ
れてきた。

敷地内には共同農園のほか、アボカドや
クルミなどの果樹園もあるのが特徴。

それだけではなく、ハイキングコース
プール、公園、クラブハウス、コーヒー
ショップもある。


建物

住民の人たちは、植え付けや手入れ、収
穫などの農業ボランティアプログラム
ほか、定期的に行われる料理のワークシ
ョップやさまざまなイベントにも自由に
参加できる。

日本でのアグリフッドの取り組み

日本にはアグリフッドと呼ばれるような
農園付きの住宅地はまだないが、東京・
日野市の「AURA 243 多摩平の森」のよ
うな貸農園付きの賃貸住宅は少ないけど
存在する。


AURA243・多摩平の森

 

1960年に建てられた公団住宅をリノベ
ーションし、デンマークの郊外型貸農園
コロニヘーヴ」をモデルに開発された

共同の農園ではないものの、個別のレン
タル農園を楽しみ、屋外にある共用キッ
チンで定期的に交流イベントが開かれて
いる。

また、農林水産省が2016年5月、市街地
で農業を営む「都市農業」の振興を図る
基本計画を策定。

農業を核としたまちづくりを進める動き
が出ています。

昔からある、レンタル農園も都市部を中
心にあいかわらずの人気です。

アグリフッドが本格的に日本に上陸する
日もそう遠くないかもしれません。

働き方改革が進んでいますが、ライフワ
ークも変革の時が来てますね。

参考:IDEAS FOR GOODBUSINESS INSIDERELEMINISTマイナビ

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