徳川御三家水戸の天下の黄門様
水戸の日
3月10日はその名の通りの語呂合わせで「水戸の日」です。
が、意外と知らない人が多いようです。
茨城県の県庁所在地は水戸ですが、それよりも水戸の黄門様や梅で有名な偕楽園水戸納豆のほうが知名度は高いかもしれませんね。
水戸藩はご存じ徳川御三家(尾張・紀州)のひとつで、家康の十一男・頼房が藩祖となった。
25万石で1609年(慶長14年)より、十一代・260年間、江戸幕政の重要な一役を担った。
頼房の死後、二代目を継いだのがご存じ名君の誉れ高い「黄門さま」の光圀です
いわゆる水戸黄門の諸国漫遊はフィクションなのは、広く知られていますね。
光圀は政治・歴史に深い関心を示し史書「大日本史」の編纂に心血を注いだため
話題となったのでしょう。
倹約令や農民の税負担の軽減、水道事業にも着手するなど名君ぶりを示した。
また、ラーメンや餃子、チーズを最初に食べたりオランダ製の靴下を使用したりワインを愛飲するなど好奇心が旺盛で、逸話には事欠かない。
水戸「偕楽園」
水戸が誇る名園の「偕楽園」は、1842年(天保13年)九代藩主の斉昭 (なりあき)によって造園された。
日本三大名園(岡山・後楽園、金澤・兼六園)のひとつで、武士たちの休養の場として、また領民と楽しむ場として「偕楽園」と名付けられた。
園内には、約110品種3000本の梅が植えられている。
東京の後楽園も水戸藩の屋敷だった。
小石川の下屋敷(別邸)にいたころ、儒学者で庭造りの名人・朱舜水(しゅしゅんすい)の設計をもとに周遊庭園にし「後楽園」と命名した。
オセロゲーム
変わったところで「オセロ」ゲームの原形は水戸中学校の(現水戸一校)生徒だった長谷川五郎氏が1945年に息抜きとして考案したもので、完成したのはそれから20年後だった。
海外でも高評価を得て人気となりオセロの競技人口は世界で推計6億人で、今や囲碁、将棋を抜き世界大会も開催されています。
「オセロ」のゲーム名はシェークスピアの 4大悲劇のひとつ「オセロ」からで、黒人の将軍オセロ(黒)、白人の妻(白)緑の平原で戦い(盤面)をイメージして作られたそうです。
オセロが関連しているとはびっくりです
水戸の特産品
水戸納豆
水戸の名物と言えば、やっぱり「納豆」水戸納豆が知られるようになったのは、明治以降のことで口込みで広がった。
いろいろな種類があり、好みのものを選ぶにも楽しいです。
提灯
下級武士の内職として、提灯づくりを提唱した。
西ノ内和紙を使い、素材・形・製法とも堅牢性を重視し江戸で人気を集めた。
水戸は岐阜、八女(やめ)と並ぶ提灯三大産地に数えられるようになった。
水戸の地名は、那珂川の舟運の河港として盛え、水運の戸口とされていたことに由来する。
日帰りでも楽しめる水戸(茨城県)は観光スポットの宝庫です。
自然に囲まれた地域で、季節ごとに違う顔を見せてくれるのが魅力的です。
最新情報を確認して足を運んでも楽しいこと間違いなしです。
参考:気になる話題、Wikipedia、江戸(小河原和世発行人)