フードドライブ+フードバンクで明るい社会を築こう
ワードドライブとワードバンクとは
最近、話題になってきた「フードドライブ」調べてみると
家庭で余っている食品の寄付を募り、フードバンクなどを通して地域の福祉団体や施設、生活困窮者などに提供する活動。
引用:コトバンクより
アメリカが発祥で、食品ロスを減らす取り組みと食べることに困っている人たちへの支援を目的に活動している。
日本でもさまざまな組織がフードドライブを行っている。
フードバンク
よく、一緒になり混同するのは「フードバンク」です。
フードバンクとは
まだ、食べられるのに捨てられる食品を食べ物に困っている人に届ける活動です。
食品ロスと貧困問題を結びつける社会活動として、フードバンクは今世界的に注目を集めています。
日本では、100を超える団体がフードバンクとして活動し食品を集めています。
その食品を集める手段のひとつとなるのがフードドライブです。
食品ロスの問題はずいぶん昔から言われてきましたね。
ご存知の方も多いと思いますが、残念なことに、わが日本国は最悪の食品ロスを大量に廃棄しています。
農林水産省の推計によると、
2015年度に日本で発生した食品ロスは、食品関連事業者から357万トン、一般家庭から289万トンの合計646万トン。
これは、飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量の約2倍に相当し、国民1人当たりに換算すると約139グラム(茶わん1杯分)の食べ物が毎日捨てられている計算になるという。
世界では人々が消費するために生産されている食料の約3割、13億トンが毎年、損失あるいは廃棄されているという。
引用:農林水産省
このため、国連ではSDGs(持続可能な開発目標)で30年までに、世界全体の1人当たりの食料廃棄を
半減させる目標が掲げられた。
日本でも、2019年10月1日に「食品ロス削減推進法」が掲げられ、国と地方自治体が連携し施策・実施することが責務となりました。
あまり知られてなかったフードドライブは東日本大震災後から徐々に知られるようになり活動も活発になってきました。
日本では
経済大国の日本でも、生活水準・文化水準を下回る「相対的貧困」の割合が15.4%を占め世界的に見ても高い割合だといわれています。
なかでも、ひとり親の貧困率は50.8%(2015年)で、日本の子供全体の13.5%で、約7人に1人が貧困状態なのです。(2018年)
引用:厚生労働省(国民生活基礎調査等)
どんな食品を集めるのか
- 未開封(外装などが破れていない)であること
- 冷凍・冷蔵商品ではないこと
- 賞味期限は指定期間以上あること
を条件に、お米・玄米・小麦粉、インスタント・レトルト食品、海苔など乾物類乾麺(パスタ、そうめん、うどんなど)味噌・醤油・食用油・砂糖・塩など調味料缶詰(肉・魚・野菜・果物など)、ベビー
食品、嗜好品(お菓子類、インスタントコーヒー紅茶、お茶など)、飲料(お酒は除く)などです。
「フードバンク」も「フードドライブ」も、食べ物が余っている人と、食べ物が足りない人をつなげるという意味では同じ活動です。
お中元やお歳暮でいただいたもので食べきれなくなったり、セールで買いすぎたもの、家の中に眠っている食品などを持ち寄りましょう
そして、各区役所や市役所などにフードバンクを問い合わせてみてください。
もしくは
農林水産省フードバンク活動団体一覧で確認しましょう
そして、SNSなどで自分が活動したことを発信して活動の拡散をお願いいたします。
日本の汚名を返上する意味でも、フードドライブ+フードバンクに是非、積極的に参加しましょう。
参考:厚生労働省、農林水産省、ロスゼロ、we、気になる話題、Yahoo、地球の気持ち