エアーズロックウルル悲しき訪問記
エアーズロックウルル
オーストラリア大陸のエアーズロックに観光で行きました。
前泊したホテルから暗いうちに出発しエアーズロックが朝日に染まる風景を目指しました。
朝方は少しひんやりした気持ちよさで、あちこちからの外国人観光ツアーの人達でにぎやかです。
エアーズロックは大きな1枚岩で1987年にユネスコの世界遺産に登録されてます。
「地球のへそ」という呼び方がぴったりの不思議な岩山です。
不思議なのは、まわりは見渡すかぎりの「砂漠しかなかった」のです。
エアーズロックは標高868m周囲は9.4㎞なのですが、その周りには100mや200mの岩山は一つもないのです。
しかも、地上に出ている岩は全体の約5%で残りの95%は数キロにわたって地中に埋まっているということです。
不思議ですよね、それで1枚岩なんですよエアーズロックの別名は「ウルル」です。
先住民であるアポリジニによる呼び名で、エアーズロックはイギリスの探検家のウィリアム・ゴスが名づけたものです。
ウルルの伝説
その先住民であるアポリジニはウルルを聖地として昔からあがめ、数々の伝説が伝えられている。
本当かどうかは別にしてウルルは「神様が一夜にしてポンと置いた」と伝えられている。
ウルルの伝説
ウルルの割れ目や洞穴は、アリンガという名のトカゲ男が岩の下からブーメランを取ろうとしたときにできたものだそうです。
ウルル周辺に生息するトカゲは、アリンガの魂を受け継ぐ子孫と言われています。
引用:Liferacy、
ウルルと朝日
さあ、朝日が昇ってきました。
何とも言えない紅色で一刻一刻と微妙に色を変えていきます。
とても神秘的です。
そこでみんなで、シャンパンをグラスに注ぎモーニングシャンパンウルル乾杯です
オーストラリア大陸のほぼ中央にあるウルルは、「世界の中心」という意味で「台地のへそ」「地球のへそ」とも呼ばれます。
ウルルは世界2番目に大きい岩山です。
世界一のマウント・オーガスタス
一番は同じオーストラリの西オーストラリア州にあるマウント・オーガスタスで、なんとエアーズロックの2.5倍の大きさで世界最大の一枚岩になります。
マウント・オーガスタスは今から十数億年前、原生代初期に古代の海底に砂や石が堆積し、やがて地殻変動で隆起して生まれた
なぜなのか、こちらはあまり紹介されないですね。
真っ赤に染め上げた岩山は、それはそれは太陽の光と知りつつも、その自然の不思議なさまは誰しもが感動します。
時間が進みサンドイッチなどの軽食をいただきながらの自然の芸術を堪能した後は、ウルルの頂上を目指して登ります。
岩山ですから、草が生えているわけでもなし大きな岩のてっぺんに向かって登るだけです。
仲間はバラバラにウルルへの一歩を踏み出しました。
登り始めのふもとはそれほど急ではないので楽な気持ちでした。
とんでもないことが
20から30mほど登ったところで、水分補給をしようと腰を下ろしふと上を見上げると・・・
なんとなんと上からペットボトル(1.8ℓ)が勢いよく落ちてくるのではないですか
「エッー」と思っているまに僕のすぐ横を音を立ててはねながら転がり落ちていったのです。
そのペットボトルには半分ほどの水が入っていました。
下まで勢いよく転がったペットボトルは、破裂して水が爆発したかのようにはじけました。
いやー、その光景は自分と重なり体が凍りついたように冷や汗が出てきたのです。
こんな経験初めてですが、足が震えるのをしばらく我慢できなかったです。
ちょうど同じ仲間の一人が同じように見ていたようで、僕と同じ現象になり。
その場で、10分ぐらい震えが収まるまで座ってました。
当然のことながら、頂上へは断念して仲間の人とゆっくりと降りてきたのです。
まわりの人の反応は見る余裕などなかったのですが、青くこわばった顔した外人さんなど数人いたようでした。
ウルルは神聖なる聖地
ウルルは先住民のアポリジニの大切な聖地であり、過去に転落事故なども発生した。
その後いろいろな経緯があり、2019年10月25日の夜をもって観光客向けの登山が恒久的に禁止された。
今では、少しでも登れたことに感謝しています
それにしても、あの刻々と変化する景観は忘れることはありません。絶景です。
機会がありましたら是非おすすめします。
参考:Wikipedia、google、co-media、trip