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地上最大の動物 「象」の伝説はほんとなのか

地上最大の動物「象」

地上で一番大きな動物は”” です。

その象の中でもひときわ大きいのがアフリカ象です。

その大きさは7mを超え、体重は6トンを超える。


アフリカ象

それほど大きな体をしても人間より速い時速 40㎞ で走ることができるそうです。

長い間泳ぐこともできるようですがこちらは、時速 2.1㎞ 程度なので人間の勝ちです。

こんな話を聞いたことがありませんか

伝説「象の墓場」

象の墓場」の話です。
象は死期を感じると、自ら群れを離れ「象の墓場」と呼ばれる場所へ向かうそこは、たくさんの象の骨や牙が散乱している。

その墓場で死を迎え、自分の最期は他の象たちに決して見せないという話です。

この話は実際には誤りで、巨体であるにもかかわらずサバンナでは象の死体が全く目撃されなかったことから、このような伝説が生まれたのです。

象の寿命は約70年といわれています

人間並みに長寿ですね。
そのために象の死そのものが珍しい

さらに、サバンナの乾いた大地では多くの動物(生き物)たちがお腹を減らして暮らしています


サバンナを歩く象の群れ

象の死体があれば、

  • 最初はハイエナが集まり厚い皮を破り肉を食い漁る。
  • 次にハゲタカたちが、肉を貪り食う

やがて、ゾウの大きな体は、あっという間に骨だけになってしまうのです。

そして骨も風化し、すべてが土に還りそのため象の死体は見ることができないということです。

現代では、研究が進み象の死体は観察できているが、墓場はなく単なる伝説だった。

象は頭がよく、共感力の強い動物といわれています。

メスと子供たちで群れを作り、お互いに複雑なコミュニケーションを取りながら、群れの中で助け合って暮らしている。

トラブルにあった像には手助けし慰め合ったりもする。

まるで人間と変わらないようだ。

象の研究が進むのに連れて、象は死を認識しているのではないかと考えられるようになった。

仲間の象の死を悼む姿や体を起こそうとしたり、食べ物を与えようとしたりするという。

儀式なのか、土や木の葉を死体の上にかけたり、順番に鼻をつけることも目撃されている。

象は知性があるのだろうか、それはわからない。

勝手に人間が擬人化して感情があるように見えるだけなのか。

メスの象は妊娠期間が21~28カ月と長いことと、その後の子育てにも2年ほどかかるのでオス選びは慎重です。

4月15日は「象供養の日」です。

世界一象牙の消費大国といわれる日本ですが、そのうちの80%はハンコに使われているからです。


1本牙

ワシントン条約で世界各国は象牙の市場を閉鎖しています。

日本も象牙の輸入は禁止です。

しかし、対象になるのは1本牙なのでカットしてしまえば登録対象外というザル法なのです。

さらに、インターネットでの個人間取引は事業ではないとの見解で売買が行われています。

まあ、やりたい放題ともいえます。

悲しいかなこれが実態のようで、海外から批判の声があがっています。

政府が発表した脱ハンコは、こんなことも背景にあるのでしょうか

これからの動向に注目をしましょう。

参考:おすすめ情報館、生き物の死にざま(稲垣栄洋著)、LIFE(麻生羽呂著)

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