しっかり目を開けて夢を見よう

この時代にパワーをつけるレジリエンスが一番

レジリエンスとは

過去の恐怖、トラウマなどのストレスに適応し自発的治癒力を意味する。

脆弱性(vulnerability)の反対の概念で精神的回復力、復元力、抵抗力、再気力跳ね返りなどとも訳される。


レジリエンス

踏まれても踏まれても、立ち直り復活すイメージです。

日常の挑戦から、愛する人の死、人生を変える事故、深刻な病気など、トラウマになってしまうような衝撃的な出来事で強いストレスを感じるなど、人は不安や悲しみ、怒りに直面することが多いです

そんな時は、人は落ち込み、打ちのめされるが、時間とともに少しずつ明るさが戻ってきます。

あなたもそんな経験があると思います。

誰しもが一度は経験をしているこの感覚は個人の差はあるものの、すべての人の内側に持っているものです。

日本でレジリエンスが注目された

2011年に発生した東日本大震災で地震や大災害に見舞われた直後、暴動やヒステリックな行動を起こさず、しっかりと前を向き復興に全力を注いだ。

このことは全世界中の人たちから大絶賛を浴びたのです。


絶賛

PTSD:ストレス症候群

レジリエンスの具体例としてよく出てくるのが、PTSD(Post TraumaticStressDisorder)です。

PTSDは、トラウマ(心的外傷)体験がきっかけとなったストレス症状群のことで心的外傷後ストレス障害と訳されてます。

そのPTSDは心的外傷を経験した人のすべてがなるわけではなく各種のトラウマを克服し対応している人も多く存在しています。

アメリカ人の場合ですが、何らかの心的外傷を経験している割合は50~60%といわれています。

その中で実際のPTSDになった割合は8~20%となっていて、深刻な心的外傷を経験した人でもPTSDを発症するのは14%ほどと言われています。


PTSD

レジリエンスを高める

レジリエンスは学んだり育てることができます。

そこで、アメリカ心理学会(APA)の「レジリエンスを築く10の方法」です

  1. 共感的で理解ある人とつながり維持する。
  2. 危機やストレスに満ちた出来事でも危機は乗り越えられるものと知る
  3. 変更できない状況を受け入れる。
  4. バランスの取れた現実的な目的に少しずつでも前に進む
  5. 不利な状況でも自分で決断し行動する。
  6. 考え行動した後には、自己発見の機会を探す。
  7. 問題解決力に自信を持つ
  8. 長期的な視点を持ち、より広範な状況でストレスの多い出来事を検討する。
  9. 楽韓的に希望的な見通しを維持し、よいことを期待し希望を視覚化する。
  10. 心と体をケアし、定期的に運動し、己のニーズと気持ちに注意を払う。

引用:APA(アメリカ心理学会)

レジリエンスは、個人、企業、組織の危機管理といった側面だけでなく国といった大きな集団でも必要とされている能力です。

2013年に開催された世界経済フォーラムで、「競争力の高い国はレジリエンスが高い」といった報告がされています。

グループワークやディスカッションなどレジリエンス研修を実施することで「ネガティブな思考をポジティブ思考に変換する習慣」また「柔軟な発想で復活する力」を身に付けることができます。

失敗やミスなど落ち込んだ時は実践して学習していきましょう。

参考:Wikipediaideas for goodAPA(アメリカ心理学会)カオナビinsource

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