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色に名前のない「海のクレヨン」で海の絵を描く

クレヨン

クレヨンは19世紀にフランスで発明された、フランス生まれです。

フランス語: (crayon de cire)とは、溶かした蝋と顔料などを混ぜて棒状に冷やし固めた画材です。

フランス語とは意外でした。

原材料が顔料からできていて無害なことから、児童教育でよく利用されている、しかも手を汚さずに手軽に彩色描画ができ、色鉛筆のように尖っていないので鉛筆削りも必要なく耐水性があり、素朴くな鮮やかな絵や線が描ける。

クレヨンの種類

クレヨン

クレヨンは大別すると油性クレヨン・水性クレヨン・ミツロウ(蜜蠟)クレヨンの3種類になります

  • 油性クレヨン

  • なめらかに描けてかきごこちもいい。
    素朴で柔らかな質感に仕上げることができ、軽いタッチでもしっかり描き込めるので幅広い年代の方におすすめです。一般的に使われているタイプですが、油性なので落ちづらいです。
  • 水性クレヨン

    サラサラとした書き心地で発色もよく、ふき取りが簡単にできる。
    発色もよく描いた後に水でぼやかしたり普通のクレヨンのようにも描けるので、いろいろな表現を楽しむことができます。

  • ミツロウ(蜜蠟)小さなお子さんでも安心です。
    食品にも用いられるミツをロウのように固めた高い安全性が特徴。
    口に入れてしまっても害が少ないため、小さなお子さんが使用する際や自然由来にこだわりたい方におすすめのクレヨンです。

というふうに、それぞれが違った表現で楽しめるようになっているので、自分が描きたい絵や使う年齢などに合わせて選んでみるといいです。

手にクレヨンを持って、しっかり握って持てる太い方がお子さんにも折れにくく耐久性もあるのでよいようです。

海のクレヨン

海のクレヨン

2022年1月に「海のクレヨン」が発売されました。

ちょっと変わった名前のこのクレヨンは、全部で12色ですが色の名前がありません
え!!色の名前がないとなんて言って呼べばいいのか?
わかりませんね。

そうなんです、海のクレヨンは、宇宙から撮影された衛星画像を元に世界12か所の実際の海から色を抽出した12色のクレヨンです。
色の名前の代わりに、衛星画像に写る海の色を細部まで忠実に再現した12色には、海の場所を示す「緯度経度」が記されてます。

衛星画像を見て描く海

海の色はと質問するとたいがいは、青と答えると思います。

が、世界の海の色はさまざまです。

海のクレヨンの箱の中にはQRコードが記載されていて、世界の国々の海がこの様な色になっている理由や環境問題などの情報を閲覧することが可能です。

「海のクレヨン」公式サイト: https://satellite-crayon.skyperfectjsat.space/

火星や月には海はありません、鮮やかな青、暗く深みのある青、淡く爽やかな青…、海の「青色」も同様に、一般的に思い浮かべる色とは異なる、名前のないさまざまな美しい色の海が地球上にはたくさん存在します。

海のクレヨンの世界の海12選

12の海

1.グリーンランドのイルリサットアイスフィヨルド(72.29126 , -55.74175)
2,オーストラリアのグレートバリアリーフ(-21.01016, 151.48835)
3,グリーンランドのパーミウト付近(62.29166 , -50.16242)
4.バハマのエルーセラ島西部(24.98503 , -76.36213)
5,キリバス共和国のカントン島(-2.77482, -171.70690)
6.奄美大島笠利湾(28.46023 , 129.64000)
7.モーリシャスの海の中の滝(-20.47889, 57.29434)
8.ベリーズのブルーホール(17.31582 , -87.53469)
9.アメリカのセントメアリーズ川河口(30.71100 , -81.46578)
10.台湾の陰陽海(25.12456 , 121.86472)
11.バングラディッシュのガンジスデルタ(21.89885 , 89.97197)
12.ウクライナの腐海(46.13594 , 33.91955)

「海のクレヨン」は職人さんが1本1本手作りで作られています。

その海のクレヨンで絵を描きながら、世界の海の色を感じることは、地球や環境に興味を持つきっかけにもなりますよね。

色だけでなく衛星写真と比べながら、どこの海だろうと考えながら、お子さんたちと思いをはせるのも楽しみにつながりますね。

参考:ナンスカ海のクレヨン日経XTRENDWikipedia

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