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「スポットライト効果」気になる他者の評価

「スポットライト効果」とは

スポットライト効果(spotlight effect)
とは、常に自分にスポットライトが当
たって欠点や過ちが強調され、多くの
人に注目されていると過剰に意識して
しまうこと。

どうしても他人の目を気にしてしまう
のが人間というものですね。

自分が気にしていることは他人も同じ
ように気にしているのでは、とかって
に判断していること。

自分はとても見られている、注目され
ているという現象です


スポットライト効果

 

バリー・マニロウの実験

コーネル大学の心理学者のトーマス・
ギロビッチらにより、1999年にこん
な実験を行い報告されている。

被験者と観察者に分け、被験者のグル
ープには、歌手のバリー・マニロウの
顔写真が胸の部分に大きくプリントさ
れたダサいTシャツを着てもらった

(なぜ、バリー・マニロウなのかは
わかりません)

そして、観察者グループがいる部屋に
ノックして入った。

被験者は「こんなダサいTシャツを着
せられて恥ずかしいし、注目される
と考えている。

しばらくして被験者は,教室にいる実
験者とともにアンケートに答えている
人たちの前を通って教室から出て行く

その後、被験者を退出させ被験者自身
が着ていたTシャツのイラストについて
観察者がどの程度覚えているかを被験
者に予想させた。

Tシャツを着た被験者15名の回答の
均は46%であった。

教室でアンケートに答えていた4~6
人のうち,実際に気づいたかのはど
のくらいいたかというと,平均して
わずか
21%に過ぎなかった。


バリー・マニロウの実験

被験者は「多くの人に見られている
と思っていたのに,実際にはその半分
以下にしか見られていなかったのです

結局、周囲が自分のことについて覚え
ている割合を過大評価していたという
ことになります。

この研究から言えるのは、自分が思っ
ているほど周りはあなたに注目してい
ない
ということです。

人は皆、自己中心的な世界に生きてい
。自分の仕事はもちろんのこと趣味
や日々の行動など、自分の考えている
ことやもろもろの行動に一番関心を持
ち注意しているのは自分自身です。

そこで自分が知っていることが、他者
の心を判断するので,自分が関心を持
っていることに他者も同様に関心を持
っているだろうと考えてしまう

プレゼンなどの発表の時など、発言や
プレゼンの内容より、自分がどう見え
るかが気になってしまうことがある。


プレゼン

これでは大事なプレゼンの内容を伝え
られることができなくなり情報伝達に
悪影響を与えてしまう。

「スポットライト効果」により、自分
は会社で重要な発言をしたり貢献をし
ているのに施等に評価されないで不満
を感じる。

他者からの評価に敏感になり、特にマ
イナス評価をしていると思いこんだり
して社会不安を引き起こす

マイナス評価を受けないように、同じ
行動をしてみたり、意味のない同調性
が生まれたりする。

これといった解決策は、見つからない
ないものの「小さいことを気にしない
ように心がけ、良いことをしている人
にたいして「褒める」ことがコミュニ
ケーションを良好にし職場のモチベー
ションアップに役立つようです。

 

参考:スポットライト効果HASHIKAKE

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