冷蔵庫の食品ロスを解消ワイヤレスカメラとアプリ
「食品廃棄物」
毎年、2月の「恵方巻」シーズンやクリスマスシーズンのケーキで問題視される大量の食糧廃棄物が話題に
なります。
環境省によると「食品ロス」は年間600万トンと推計発表されてます
残念ながら、食糧廃棄大国・日本の汚名はぬぐえないままです。
消費者からは問題意識の声があがるものの、企業には届きづらいのか毎年、同じことを繰り返している。
優れものの「スマートカメラ」
そんな中、イギリスから個人で冷蔵庫の中身を管理するにはもってこいの「スマートカメラ」が発売されて
ます。
「FridgeCam」という名のカメラセンサーのことです。
冷蔵庫は保存するのにとても便利であることは間違いありません。
しかし、何をいれたか、また、残っているのか、消費期限は大丈夫かと思いつつ、つい腐らせてしまったこ
とはありませんか。
これらを解消するのが「FridgeCam」なのです。
私たちは1日に冷蔵庫を開け閉めする回数は平均20回で、冷蔵庫のドアが閉まるたびに自動で撮影を行い食料
品のデータを取得します。
ロンドンにある企業の「Smarter」が開発した世界初のどんな冷蔵庫にも設置できる世界初のワイヤレス小型カメ
ラです。
独自のトラッキング技術で、このカメラは冷蔵庫の中に入っている食料品を識別できるよう時間をかけて学習しま
す。
- このカメラを設置しアプリを利用してスマートホンに連動させ、ユーザーが外出してもどこからでも冷蔵庫の中身を確認ができます。
- 食品の消費期限が近づけば自動で通知をしてくれる優れものです。
- また、冷蔵庫の中にある食料で作れるレシピの提案もしてくれます。
- しかも、アプリがGPS機能を持っていてユーザーが地元のスーパーマーケットの近くを通りかかるのを感知すればなくなりかけている品物を買い足すためのリマインダーリストまで送ってくれるという仕組みです。
ユーザーはいつでもアプリを通じて、冷蔵庫内の食品リストを細かく確認・管理することができるのです。
この革新的な食料トラッキングテクノロジーで、Smarter社は一家庭につき最大、半分は今までの廃棄ロスを削減
できると言ってます。
本体の価格は99ポンド(日本円では約15,300円)なので、お手軽です。
スマート冷蔵庫を買い替えるとなると多額な出費になるけどこれなら納得ですね。
「FridgeCam」は、自動車会社のTeslaの開発手法を参考にしています。
各世帯の食料品廃棄データを収集し食品製造企業へ取得してデータを転売することで生産量の最適化を目指してます。
Smarterの創業者で最高経営責任者でもあるLane氏は「FridgeCamによって、食料廃棄が減るだけではなく、消費者は
より賢く効率的に買い物ができるようになる」と語っている。
どうしても買い置きをしたりダブったりして食品を腐らせてしまうこともたびたびです。
もっと注意しなければいけませんね。
食糧廃棄大国の汚名挽回のためにもひとりひとりが気をつけましょう。
ところで輸入はされるのでしょうか
日本での開発が待たれます。
参考:BRIDGE、smarter、IDEAS FOR GOOD、