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空手の師匠との怖ろしい組手

空手の怖ろしい組手

いつだったか空手の練習の時のことを
少し書いたブログ記事が出てきました

日本刀はかっこいい!
刃物を持った相手との対処・・・

それの続きを書いてみますね。

もともと、空手は流派がいくつもあり
例えば自分が師範(普通は3段以上)
になれれば道場を持つことができるし
自分の流派を名乗ってもできます


空手

僕が習っていたのは、僕の師匠の師匠
が修業を積み完成させた流派です。

一応は「剛柔流」と名乗っていました

お金儲けではないようで、昇段試験は
なかった。

師匠が毎日来てるので道場生ひとりひ
とりの上達がわかっているのです。

こんな道場は珍しいです。

狭い道場でしたが、練習生はたくさん
いました。

強いところには自然と集まるのです。

そうそう、前回記事で続くにしたのは
日本刀のことを書いて、師匠が僕に20
センチほど
の短刀で顔をついて来い
言われた時のことでした。

その時は、「えっ」と声は挙げなかった
けど心の中では大声を出してました

あなたも考えてみてください。

  • まず、本物の短刀です
  • 軽くやったら師匠に失礼になります。
    (数十人が見てますから)
  • 思いっきりやったら、師匠に失礼だけど
    ほんとに大丈夫かと疑った
  • もし、腕でも切ったらどうしよう
  • なぜ俺なんだよ、他にも先輩がいるのに
    (心の叫びです)
  • 何かあったらどうするんだよ
  • 勘弁してよ
    こんなことがザーッと頭をよぎったのです

すると師匠が僕に短刀を渡したのです

お互い無言でした。

はい」と師匠が言いました。

覚悟を決めました。

思いっきり短刀を突き出しました


短刀

すると、僕の腕に師匠の腕がからまり
逆手を取られました

良かったと思いました。

ほんとにほっとして少し汗が出てきま
した。これあぶら汗です。

なぜ空手で、こんな事をしてみんなに
披露したのかというと、空手の受けの
中にはただ相手の突きや蹴りを受ける
だけでなく払ったり受けたり逆手
を取ったり、投げまで入っているから
です。

ですから、僕が教わった空手は粘りを入
れます。

よく見るパッパッと素早く動き、パシッ
・パシッとやるカッコいい空手とは違い
ます。

一度だけ師匠の師匠を間近で組手を見た
ことがあります。

空手のようには見えませんでした。
スローモーションのような動きで、合
気道と空手をミックスしたようにみえ
組手の相手は投げられてました

これは、相当のちからの差がなければ
できないことなんです。

師匠の”みぞおち”を正拳で力を入れて、
突いても効きません。

道場生に次から次へ正拳をつかせても
効きません。

逆に師匠に軽くおへそあたりを突かれる
と”ウッ”と唸って、みぞおちまでが痛く
なりその場でしゃがみ込みしばらく痛さ
を我慢しなければ立てません。


正拳突き

手のひらを上に向けて前に出し、師匠が
その掌の5㎝ぐらいの上に手のひらを広げ
そのまま叩かれると叩かれた手の芯まで
痛みがきてしびれ、その手のしびれや痛
さをを元に戻せず、手を振って痛みをし
のぐしかない。

それほどの差があります。

そうそう、今回の短刀を本気で突いたこ
とに、先輩を含め皆ビックリしていて、
すごい迫力だったね」「本気でやった
」なんて言われたが、内心はもう汗が
たらたらでした。

今思い出してもいい気持ちはしませんが
師匠を信頼して本気になれたことは、後
の僕のパワーの源になったのです。

 

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