天国の香りでダイエット「グレープフルーツ」
「グレープフルーツ」
グレープ(ブドウ)とは、味も香りも形も似てないのにグレープフルーツとはこれ如何に。
風味の問題ではないのですね。
これは、1本の枝にたくさんの果実がなり、ブドウ(グレープ)のように房状になるからなのです。
グレープフルーツは柑橘類のブンタンがほかの柑橘類と自然の中で交配して生まれたと考えられている。
学名は「シトラス・パラディシ」で、パラディシはパラダイス(楽園・天国)にちなみます。
香りが「ダイエット」に注目
グレープフルーツは「ダイエットに効く」といわれます。
果実に含まれる成分は「ナリンギン」という物質で、苦みを出し、満腹感も出し食欲を抑えるといわれます。
グレープフルーツの「ダイエットに効く」は香りがかかわっているようです
そのさわやかな香りは種小名(しゅしょうめい)に使われた「パラディシ」の楽園や天国の意味から「天国の香り」と形容されています。
種小名とは
生物の二名法による学名で、属名のあとに付ける名称のこと。
引用:コトバンク
この香りが2005年に体重の増加を抑える効果があると発表された。
大阪大学と新潟大学とのl共同研究で、発表されてます。
ラットをグレープフルーツの香りを嗅がせるグループと、香りを嗅がせないグループに分けて行われた実験です。
二つのグループのエサの摂取量は、1週目はほとんど変わらず2週目から少しずつ、香りを嗅いだグループは摂取量が減ってきました。
3週、4週、5週とだんだんと香りを嗅いだグループ少なくなりました。
6週目には香りを嗅がないグループでは、1日に約24g~25gの餌を食べ香りを嗅いだグループでは、22g~23g と摂取量に違いが出てます。
体重は3週目頃から違いが出始めてきました。
6週間後の体重は香りを嗅いだグループでは、約10%少なくなっていました。
これは餌の摂取量が毎回少しずつ減少したために、体重の増加が抑えられたためと考えられている。
グレープフルーツのさわやかな香りに含まれる「リモネン」の効果と思われています。
近年、リネモンは「運動しなくても痩せるための細胞」と呼ばれる褐色脂肪細胞を活性することがわかってきているからです。
褐色脂肪細胞とは、身体の中にある、運動しなくても脂肪を燃焼させ、熱を発生させる作用をもつものです。
「グレープフルーツ」の品種
品種はたくさんありますが、果肉の色で大きく3種類に分けています。
- ホワイト・マーシュ:果肉がホワイト系果汁が多く、さわやかな甘酸っぱさが特徴。
- ルビー/ピンク・マーシュ:果肉がピンク系「ピンクグレープフルーツ」と呼ばれ酸味がホワイト・マーシュよりまろやかで甘みもある。
- スタールビー:果肉が濃い赤色で皮もピンク色、ホワイト・マーシュと比べると、ほろ苦さや酸味は控えめで甘みがやや強いのが特徴。
日本では、ほとんどを輸入され約7割がアメリカ産のものです。
ジュースやスムージー、半分に切ってそのままたべてもよし、蜂蜜や砂糖をかけて食べてもOK!
また、ゼリーやサラダに使用したり、カクテルやサワーのトッピングにして利用し色どりを楽しむこともできます
他の果物に比べ、カロリーや糖質が少なくビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が含まれています。
これだけは注意!
ただ1点注意しなければいけないのはグレープフルーツの果肉に含まれるフラノクマリン類は、様々な医薬品と相互作用(干渉し、意図しない効果を生み出すこと)が、報告されています。
投薬中の方は注意が必要で、併用する場合は必ず医師に相談をしてください。
ジュースやデザート、料理にも幅広く楽しめるグレープフルーツ。
さわやかな香りや甘酸っぱさを1年中楽しみましょう。