しっかり目を開けて夢を見よう

人はなぜ宇宙人に誘拐されるのか

宇宙人に誘拐される

このタイトルに興味を持って、書いて
みました。

あなたも衝撃的なタイトルだと思いま
せんか。

このタイトルはエリザ―・スタンバー
グの本からとってきている。

原題は「Neurologic」でweblio辞書に
よると「神経学的な」「神経性の」と
訳されています。


神経

解説によると「神経の論理」と訳すの
が適当だろうといってます。

タイトルから、想像すると一見ふざけ
た本のように感じるが、そんなことは
なく脳科学、精神学の知見を豊富な症
例とともに解説するいたって真面目な
本のようです。

 

本の一部を紹介すると

私たちは自分の身体を好きなように、
いわゆる随意に動かすことができます

頭の中で歩こうと思えば歩けるし、
を組もうと思えば足をくめる

左手を挙げようと思えば挙げられます

では、睡眠中はどうでしょうか、寝返
りを少なくとも3回は打つようにしよう
といくら考えても、念じてみても、その
通りには体は動かないですね。

周りからいびきがすごいから、いびきを
かかないようにと、寝るときに思っても
いびきをかいてしまいます。

睡眠中は誰しも体を随意に動かすことは
できません。

これは、睡眠中には前頭葉などからの信
号が運動領野運動の企画・準備・実行
の過程において,中心的な役割を果たす
大脳皮質領域のこと)へ届かないように
なっているからです。


あなたも経験していると思いますが、夢
の中で獣などに襲われそうになり逃げ出
したとしても、実際に走り出したりはし
ないのです。

しかし、目覚めれば体はまた自分の考え
通りに動くようになります。

これは、いったんオフになった回路がま
たオンになるからです。

睡眠麻痺

就寝中に、体が動かせないように感じる現象
レム睡眠中、全身の筋肉は弛緩(しかん)しているのに、脳が半ば覚醒しているために起こる
極度の疲労やストレスなどにより起こるが、ナルコレプシーの症状として表れることもある。
俗に「金縛り」ともいう。

(この「睡眠麻痺」や「金縛り」など
をネット検索すると、これでもかと解
説が載せられています。)

自分が動こうと思っているにもかかわ
らず、身体が動かないということは、
どんな場合があるのか。

医師ならば「睡眠麻痺かと、しばらく
すれば治るから横になっていなさい
とすすめてくれるでしょう。

睡眠麻痺を知らない人は、必死に理由
を考えます。

体が動かない典型的な場面は縛り付け
られた時かもしれない。

そういう人は、まず「金縛り」にあっ
たと考える。

しかも、家族や周りの人が、そんなひ
どいことをする人はいないので、それ
はきっと悪魔や鬼がやったと思うよう
になる。

理由は、子どもの頃に大人から聞いた
伝説やその地域に伝わる昔話、神話
どにつなげられることもある。

(この手の話は、Wikipediaに世界のさ
まざまな地域での睡眠麻痺の説明がされ
ている。)

幽霊、死者、悪魔が体に乗り移り体を
支配した。凶悪な動物に押さえつけ
れている。

など、想像力豊かな話ばかりだ。

アメリカで、1938年にオーソン・ウェ
ルズが「宇宙戦争」というラジオ番組を
流した。

火星人がアメリカの実在都市に襲来した
というフィクションです。

この番組は相当にリアルだったのでアメ
リカ人たちはそれを信じ混乱が起こった
という。

この話はかなり有名であり、アメリカ人
たちには広く共有されている


UFO

自分の身体が動かせなかった理由を宇宙
人に話を転嫁させても不思議ではない

宇宙人がただ動けなくしただけでは話が
成立しないので、連れ去って実験台にさ
れ地球の人間を科学的に解明しようとし
たなどの尾ひれがつくことになる。

UFOの目撃証言はアメリカでは19世紀
からあるとされているのでビックリです。

日本では石川県羽咋市の「UFOのまち
が知られてますがほんとかなぁ。

参考:認知バイアス(鈴木宏昭著)

 

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